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『道浦TIME』

新・ことば事情

5485「『って』と『て』」

 

以前、用語懇談会の懇親会の席で、たしか毎日新聞の人から質問を受けました。

 

「いつも道浦さんの『平成ことば事情』を読ませていただいていますが、その文章の中で『って』と『て』の区別はどうされているのでしょうか?」

 

うーん、全然意識してなかったなあ。"その時の気分で"というような使い分けでしたが。自分では気付かないものなんですよね。

でもその後、その使い分けが気になって、心のどこかにひっかかっていたのですが、ある日ハタと気付きました。

 

「『って』は『引用強調』、『て』は『という』のかわりの短くしたやつ。リズムによって使い分ける。」

 

ということのようです。答えになっているような、いないような。

本来は「って」を使うほうが、

「話し言葉の表記」

としては正しいのでしょうが、「って」が続くと「うっとうしい気」もするんですよね。そこでもう少し書き言葉的な、

「と(いう)」

にしてみたり、

「小さい『っ』を取って、単なる『て』にしてみたりする」

ことで、リズムを変えているのではないかなあと思いました。

(2014、6、12)

2014年6月18日 10:59 | コメント (0)