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『道浦TIME』

新・読書日記 2014_077

『「サバを読む」の「サバ」の正体~NHK気になることば』(NHKアナウンス室編、新潮文庫:2014、3、26第1刷・2014、3、20第2刷)

 

単行本で2008年12月に東京書籍から出たときも買って読んでいるんですが、つい文庫版も買っちゃいました。読んでみると、内容を覚えてないもんですね。「へえー」と思いながら読んでしまいました。読む時期によって「へえー」と思う所も変わって来るのかもしれませんね。とっても勉強になりますよ、一度読んでもすぐ忘れるから、ときどき読まなきゃいけないよね。

一つだけ抜き書きすると「うお」と「さかな」の違いに関して。

「国立国語研究所が調査したところによると、関西地方の一部で、『魚』のことを『うお』と『さかな』と呼び分けている地域があったのです。『うお』は、川や海で泳いでいる生きた者、『さかな』は、調理されたものを言っていました。また、川魚を『うお』、海魚を『さかな』と呼び分けている地域もあったようです。内陸の地域では、生きて泳いでいる魚を見るのは川や池だけです。海魚を見るのは調理された食膳に並んだものだけなので、『さかな』と呼んだのだと思われます。」

ふーん、そうなのか。「さかな」を「酒菜」と書くのも、あながち間違いではないのかな?勉強になりますねえ。


star4

(2014、5、29読了)

2014年6月10日 20:23 | コメント (0)