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『道浦TIME』

新・ことば事情

5302「牛肉どまん中」

 

東京出張の帰り、東京駅で購入した、山形・米沢名物牛肉弁当の名前が、

「牛肉どまん中」

山形県なのに、なぜか関西弁の「どまん中」。

なぜだろうと気になって買ってしまいました。思う壺。あ、写真撮るの、忘れた!

そういえばお米の銘柄にも、

「はえぬきどまん中」

というのがあったのでは?調べたら、「はえぬき」と「どまんなか」は別の品種でした。「ウィキペディア」の「どまんなか」の項目には、こう記されていました。

「どまんなかは、イネの品種の1つ。1993年品種登録(登録番号:第3345号)。

『はえぬき』と同様、山形県のオリジナル品種。『はえぬき』が平野部での栽培を主眼としているのに対し、『どまんなか』は中山間地域の主力品種として位置づけられた。作付けのほとんどが山形県内である。『はえぬき』の方が作りやすく、良食味であること等から『どまんなか』の作付けは激減している。」

あ、やっぱり「どまんなか」は「山形県の稲」だったんだ!

ということは「米沢牛」に「どまんなか」と名付けたのも、その仲間、ということか!・・・あ、もしかしたら「お米」が「どまんなか」だったのかも!

しまった、容器は写真も取らずに捨ててしまた!しょうがないなあ、また東京駅に行ったら、買ってみなくては。1100円もしたんですけど。でも、山形の弁当、なんで東京駅で売ってたんだろうなあ。なんだかナゾが深まります・・・。

 

あ、そうか「牛肉どまん中」で検索すればいいんだ!...出て来ました!

ホームページには、

「山形県産米『どまんなか』をふっくら炊き上げ、その上に特製のタレで味付けした牛そぼろと牛肉煮をのせた牛丼風のお弁当です。山形新幹線開業にあわせて開発され、今では全国的に人気のある駅弁となりました。」

や、やっぱり!そうだったんだ、あのお米が「どまんなか」だったとは!気付かずに、お肉に気持ちが行っちゃってたんで・・・。綺麗にいただきました・・・。

じゃあ、やはり、

「あのお米をどうして『どまんなか』と名付けたか?」

というところが疑問として残ったということですね。それはまた次の機会に・・・。

(2013、12、8)

2013年12月 9日 12:45 | コメント (0)