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『道浦TIME』

新・ことば事情

5041「どれくらいぶり」

 

3月21日の「ミヤネ屋」で、久しぶりに大雪となった北海道を取材・放送しました。その中で、岩見沢市民に対するインタビューの質問のスーパーが、当初。

「どれくらいぶりの雪ですか」

というものがありましたが、これは間違い。

「何日ぶりの雪ですか」

に直しました。普通、「どれくらい」のあとは、

「・・・(して・来て)いない」

が来ます。つまり「雪」なら、

「どれくらい雪が降らなかったか」

「否定表現」になります。

また、「~ぶり」の「~」には、

「○日」「○週間」「○か月」「○年」

など「具体的な日にち」が入り、

「○日ぶりの雪(が降った)」

「肯定表現」になります。

「どれくらいぶりの雪ですか」は、その「混交表現」による間違いです。

ただ、口語、俗語だと比較的よく使われている表現かもしれません。

 

(2013、3、21)

2013年3月24日 12:29 | コメント (0)