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『道浦TIME』

新・ことば事情

4982「ハラール」

 

2月10日の読売新聞(大阪版)の1面に、

「大阪国際医療ネットワーク~阪大病院が外国人患者窓口」

という記事が出ていました。重い病や高度な手術など、自分の国で治療を受けられないで来日する外国人患者の窓口となる「国際医療センター(仮称)」を、大阪大学病院が今年の春に設置するという記事でした。その中で、

「宗教食」

という言葉が出てきました。菜食主義者など、宗教によって食物に制限のあるものをそう呼ぶそうです。中でも、

「豚肉など食品や加工法に制限があるイスラム教徒」

の食事のことは、

「ハラール」

と呼ばれているそうです。初めて知りました。グーグル検索(2月12日)では、

「ハラール」=14万7000件

「宗教食」 = 1万1700件

でした。そういった食事に対応している病院としては、

「淀川キリスト教病院(大阪市)」

があり、大阪大学病院の今回のネットワークでは、食事面を支えるそうです。「淀川キリスト教病院」は、関係者の間では、

「淀キリ」

と呼ばれているとのことです。グーグル検索(2月12日)では、

「淀川キリスト教病院」=10万8000件

「淀キリ」      =   5830件

でした。

(2013、2、12)

2013年2月12日 18:12 | コメント (0)