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『道浦TIME』

新・ことば事情

4940「かんど、けいど」

 

小学2年の娘が普段よく使う言葉に、

「かんど」「けいど」

があります。最初聞いた時は、何のことか、わかりませんでした。

「"かんど"って何?」

と聞くと、

「『漢字ドリル』のことやんか!」

という答えが。ということは、「けいど」は、

「計算ドリル」

の略か。さらに、

「こくぷり」「さんぷり」

というのもあります。このかわいらしい感じの言葉、語尾の「ぷり」は、そう、

「プリント」

の略ですから、それぞれ、

「国語プリント」「算数プリント」

のことです。連絡帳には、

「算プリ3」

とか、"宿題"が子供の字で書かれています。

グーグル検索してみたら(1月15日)、

「漢ド」 =3750件

「計ド」 =5150件

「国プリ」=3920件

「算プリ」=5460件

で、どれもそれほど多くはありませんでした。もしかしたら、関西の一部の地域で使われている「方言」のような「子どもたちと教育現場の専門用語」かもしれません。

ネットの「YAHOO知恵袋」では、2006年の6月に、

「小学校のとき、漢字ドリルを『漢ド』、計算ドリルを『計ド』と呼んでいたのはうちだけでしょうか?」

という質問が載っていて、これに対する「ベストアンサー」は、

「関西です。計ド!言いました!何年ぶりだろう。20年以上ぶりに頭の引き出しからその言葉でてきました。なんだか昔の友人に会えたような・・・うれしいのは私だけでしょうか!」

という答えが。中には、

「私は初めて知りました。でも略すと早く言えていいですよね。」

という意見もありました。

私が小学生時代の今から40年ぐらい前には、そんな言葉は大阪でありませんでした。

皆さんの地域では、言いますか?昔から使いましたか?

(2013、1、15)

2013年1月15日 21:39 | コメント (0)