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『道浦TIME』

新・読書日記 2012_225

『神の雫35』(作・亜樹直、画・オキモトシュウ、講談社:2012、11、22)

知らない間に(あっという間に)2か月が経って、『神の雫』の第35巻が出ていました。期末試験が終わった息子が買ってきて「570円!」と本代をきっちり請求されました。ご存じ、ワインの漫画。今回もまだ「十二使徒」の闘いには入らず、主人公の知り合いの小さな良心的なレストランが、近所にできた傲慢な高級レストランに「料理の鉄人」ばりの「対決」を強いられるの巻。その傲慢なレストランが、良心的なレストランを貶めるために使った手段が、「ステマ」=「ステルス・マーケティング」。つまり消費者に広告と気づかれないよう、客観的な記事を装って宣伝行為をすること。具体的には「グルメサイトの掲示板」に、あることないこと書いて相手の評判を落とし、逆に自分のところについては掲示板に高評価の書き込みをする(させる)という手段。

「汚ねえ手を使いやがって!」

ということですが、これを読み終わってすぐに出て来たのが、例のオークションサイトに、芸能人が買ってもいないのに「安くセリ落とせたよ!」と書いて報酬をもらっていたという事件。うーん、もうマンガの世界と現実の世界に、境界線はないのだなあと、改めて勉強になった次第です・・・。


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(2012、12、13読了)

2012年12月17日 12:48 | コメント (0)