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『道浦TIME』

新・読書日記 2012_183

『読書の技法~誰でも本物の知識が身に付く熟読術・速読術「超」入門』(佐藤優、東洋経済新報社:2012、8、9第1刷・2012、9、17第5刷)

月平均300冊、多い月は500冊以上読むという著者。たった「ひと月」で、私の年間の読書量を凌ぐ!1020倍以上の読書量。一体本をどこに置くのか?と思う。もちろん「精読」するものだけでなく、パーッと目を通すのも入れてだろうが、それでも全ページに目を通すというのだから、すごい。いわゆる「斜め読み」みたいな感じかな。それを読んで、ちょっと気が楽になった。

「こういった本は、こういう読み方をすればいい」というようなことを、具体的に書いてあるので、「読書ガイド」でありながら「書評」のようでもある所はさすが。高校の教科書や参考書が、社会人にも役に立つというのは「確かにそうだ」と感じる。「お勉強」をしていた時にはつまらなかったものが、今はものすごくよくできた読み物になっているかもしれない、こちらが成長したことによって。こんな視点をかなり詳しく書いてあるのは、いいと思う。さすが、ベストセラー!


star4

(2012、9、30読了)

2012年10月21日 18:36 | コメント (0)