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『道浦TIME』

新・読書日記 2012_052

『反TPP論』(小林よしのり、幻冬舎:2012、2、25)

 

「ゴーマニズム宣言」の小林よしのりの漫画です。マンガで学ぶ「TTP」。

これを読んだら、「反TPP」の立場も少し理解できた。「TTP」の中でメインは「アメリカ」で、そのほかは経済的小国ばかり。そこでのアメリカの目論見は「日本」を引き入れること。「経済」が「武力」以上に、国際関係を縛るものであると。実際、過去に日本が中国や東南アジアに侵出(進出)せざるを得なくなったひとつのきっかけは「資源問題」、「ABCD包囲網」によって「石油」が手に入らなくなったことが大きな要因であるし、北朝鮮やイラク、イランに対しての「経済制裁」というのも、「武力」ではない形での「戦争」を仕掛けていると考えられるというのも、よくわかった。「TTP」は「経済関係の構築」というよりは「国政経済戦争」と考える視点もあるということですね。もっと勉強しないといけないな。

 

 

 


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(2012、3、13読了)

2012年4月10日 21:16 | コメント (0)