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『道浦TIME』

新・ことば事情

4502「立ち居振る舞い」

 

先日、「ミヤネ屋」の放送を見ていたら。

「たちふるまい」

という言葉が流れました。あれ?それって、

「たち・ふるまい」

なんじゃないのか?と思って原稿を確認したところ、原稿が、

「立ち振る舞い」

間違って書かれていて、それがそのまま読まれてしまったことが分かりました。

×「立ち振る舞い」→○「立ち振る舞い」

なのですが、実際に読んで(話して)みると、

「たち

の部分が、

ta chi i

と、「イ」の母音が2回続くため、「タチ」ではなく「タチ」に聞こえることがあります。それを耳で聞いていると、「立ち振る舞い」だと思ってしまうのも、分からないではありません。

しかし、意味を考えると、「立ち」対応するのが、座わった状態である「居」なのです。。これが「対」になって「立ち・居」であることが分かっておれば、こういう間違いは起きないのでしょうが・・・なかなか、わかっていないのでしょうね・・・。

 

(2011、11、13)

2011年11月16日 12:46 | コメント (0)