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『道浦TIME』

新・読書日記 2011_003

『赤毛のなっちゅん』(内藤啓子、中央公論新社:2010、11、14=大浦みずき一周忌に)

2009年に亡くなった元宝塚男役スター、女優・大浦みずき。その生涯、そして闘病生活を、実の姉が、妹の一周忌に思い出として綴っている。同時にそれは、父で作家・作詞家の阪田寛夫を含めた一家・家族の物語でもある。愛称は「なっちん」。(注「なっちん」ではない」

決して文章は上手ではない。読みにくいところもある。しかし、そんなことは関係なく、家族の愛、姉妹の愛情が余すところなく感じられるがこの本は、ヅカファンでもなんでもない私が読んでも、一人のプロ意識の高い、その意味でわがまま、自由奔放な女性の、53年という短い人生の輝きを伝えてくれる。

 

 


star4

(2011、1、3読了)

2011年1月19日 12:43 | コメント (1)

コメント

道浦さんの読む本に「ジャンル」という物がないと、改めて感心する。
阪田寛夫さんと言えば「さっちゃん」である。「なっちゃんではない」と書いてあるのはそういう事ですよね。

投稿者: yoshi-q 日時:2011年01月19日(水) at 23:18