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『道浦TIME』

新・ことば事情

4239「最珍」

漫画雑誌『ビッグコミック・スピリッツ』(201111号=通巻1500号)を読んでいたら、裏表紙に載っていた広告に目が留まりました。それは、園山俊二さんの「はじめ人間ギャートルズ(ゴン)」の絵でマンモスの肉の絵が描かれたもので、

「マンモの輪切り肉。アニメのあの肉がついに食べられる!初回限定販売1000枚!神戸洋食倶楽部。」

という文字とともに、

「肉史上最珍の肉、出た。」

と。この、

「最珍」

というのは「最○」という言葉の中でも初めて見ました。正に「最珍」。めずらしい。「最薄」というのは以前書きましたが。(平成ことば事情1222『最薄』、平成ことば事情2869『最旬』参照)

Google検索(1210日)では、

「最珍」=218000

ありゃ!結構、使われています!

「最珍映像」「最珍風景」

など。お坊さんの名前として「最珍」というのも出てきました。

それにしても『スピリッツ』、おそらく30年前の創刊の時から、ほぼ毎週読んでるなあ。最初はたしか180円だったのではないでしょうか。今号は310円。物価は倍にはなっていないということですかねえ。

(2010、12、10)

2010年12月17日 12:03 | コメント (0)