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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_192

『なぜ、ユニクロは1500円の商品で300円の利益をあげられるのか?』(洞口勝人、じっぴコンパクト新書:2010、9、14)

クイズ形式で一つ一つの謎を解いていき、その解説を丁寧にしてくれる感じの本。

たとえば、イトーヨーカ堂の利益率は、わずかに0,125%、原価率がなんと75%、これに対してユニクロ(国内)は、利益率20%!!うーん、結局、原価を下げると利益が増えるという当たり前のことを、どうやって実現する(できる)のかがポイントのようですね。改めて数字で示されると・・・すごい。

この本の中ではいろいろ「ヘエー」と思いましたが、中でもインドと中国の成長に、数字で接することが出来たので、それが勉強になりました。インドの携帯電話の普及率、知ってますか?なんと「50%」ですって。しかし中には「電気が通っていない」村も。そんなところで、なんで携帯電話が使えるのか?答えは「太陽電池」。携帯電話にソーラー充電機能が付いているのだそうです。普通の電話は、設備の設置にお金がかかりますが、携帯電話は(固定電話に比べると)はるかに設置費用が安くて済むことも、普及を後押ししているとか。世界は、知らない間に変わっているのですね。大変、勉強になりました!

 


star4

(2010、9、30読了)

2010年10月12日 18:59 | コメント (1)

コメント

拙書をお読みいただきまして誠にありがとうございます。また、大変ありがたいコメントをいただきまして甚だ恐縮です。引き続き、金融・経済・投資・資産運用に関する数字をカミクダイテいきたいと思います。今後ともどうかよろしくお願いいたします。

投稿者: カミクダキスト 日時:2010年10月18日(月) at 23:29