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『道浦TIME』

新・ことば事情

4158「蝶・葉・鰈」

 

ああ、何の本だったんだろう・・・忘れてしまいました・・・・

内容は、安西冬衛さんの有名な詩

「てふてふが一匹 韃靼海峡を越えていった」

を紹介して、はたして「蝶」が「海峡」を越えるなんて事があるのか?と疑問に思ったが、その後、屋久島・種子島から薩摩半島の間の海で、雲かと見まごうばかりの蝶の大群が海を渡っていく様子を見たという記述を読んだことが書いてあって、それを読んで「韃靼海峡」を渡る「蝶」の存在を信じるようになったというものでした。蝶は疲れると、海の水の上に浮いて、片方の羽根をヨットの帆のように立てて、休むのだそうです。本当かなあ!すごいなあ。

で、漢字表記「蝶」について。この「つくり」の部分は、

「薄い・ひらひら」

という意味があるんだそうです。蝶の羽根は、確かに薄いですからね。

なるほどそうすると、

「草」で薄いものが「葉」、

「魚」で薄いものが「鰈(カレイ)」

納得がいきました。『新潮日本語漢字字典』にも「薄くてひらひらしたもの」を指すと書いてありました。この部首を持つ漢字には、このほか、

「牒」「諜」「喋」「蹀」「渫」「鍱」「楪」「惵」「碟」「揲」「媟」

などがありました。「媟」以外、全部音読みに「チョウ」という読み方がありました「最後通」「報部員」「おり」「浚ぐらいかな、私が知ってたのは。「渫」は「セツ」という読み方の方が通りますね。

 

 

(2010、9、26)

2010年9月27日 10:37 | コメント (0)