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『道浦TIME』

新・ことば事情

3861「七」

5歳の娘が、

「すごろく、やろ」

と言うので、「じゃあやろうか」と応じましたが、「サイコロ」がありません。

「サイコロ、持ってきて」

と頼むと、

「サイコロないから、これでやろ」

と持ってきたのは、「平べったい消しゴム」。うーん、これでは表か裏かの2種類しか出そうにないなあ。しかも、「何の目が出たか」は、目を書き込んであるわけではないから、わからないし。どうする?数字を書き込む?と聞くと、娘は、

「ううん、何が出たかは、わたしが言う」

と。うーん、ゲームはすべてそっちの裁量かよ。ま、いいか、お遊びなんだし、と思って「平べったい消しゴムのサイコロ」を振って、「何が出たん?」と聞くと、

「うーんと、四」

とか、

「五」

とか言うので、それに合わせてコマを進めていました。しばらくしてまた、「何が出たん?」と聞くと、今度は、

「えーっと、七」

落語の「狸賽」(たぬさい)じゃあないんだから・・・。

「あのね、サイコロの目は、六までしかないんだよ」

と教えると、

「じゃあ、六」

こんな「すごろく」なら、とっても平和です。

(2010、2、16)

2010年2月18日 19:51 | コメント (0)