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『道浦TIME』

新・ことば事情 3910

「骨付きハムの切り落とし」

 

近くのお肉屋さんでよく買うハムに、

「骨付きハムの切り落とし」

というものがあります。おいしいんです。でもちょっと疑問が。このハムには、

「骨は付いていない」

のです・・・。たとえば、

「骨付きカルビ」

は、「カルビのお肉"に"骨が付いて」いますよね。なぜ、「骨付きハムの切り落とし」には、骨が付いていないのでしょうか?お店でその理由を聞きました。すると、

「骨"が"付いているのではなく、骨"に"付いているハムだ」

とのこと。ああなるほど、あれと同じですね、

「社長付きの秘書」

これも「社長がくっついてくる」のではなく、「社長"に"くっつく秘書」のこと。ただこの場合は、濁って、

「社長づきの秘書」

になりますね。(同じことを逆から言うと「秘書つきの社長」。)てことは「骨付きハムの切り落とし」も読み方は「骨つきハム」ではなく、濁って、

「骨づきハム」

なんかいな?そうは言ってなかったような・・・。

なんてことを考えていると、おなかがグーッと鳴りました。ま、どっちでも、おいしければいいか!買って帰って、さっそく家でラーメンに入れて食べましたとさ。

 

(2009、1、14)

2010年1月14日 20:55 | コメント (0)