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『道浦TIME』

新・ことば事情 3791

「天皇陛下の二十年のアクセント」

1122日の午後2時ごろの、自分のパソコンに送ったケータイメモに、こういうのがありました。

「『この二十年』のアクセント、『ニ/ジュ\ーネン』と天皇陛下」

そうです、天皇陛下ご在位20年の式典関連でのお言葉です。そこで20年」のアクセントを、陛下は、「中高アクセント」で、

「ニ/ジュ\ーネン」

とおっしゃったということですね。いま、若い人もそこそこ年配の人でも「20年」は、陛下と同じ「中高アクセント」で発音する人が多いことでしょう。従来の伝統的なアクセントでは、「頭高アクセント」

「ニ\ジューネン」

だったはずです。それが陛下も「中高」だったということは、そのようにアクセントも移り変わってきたのだな、と。

「平成」という時代も、「20年」という"とき"を経て、言葉もアクセントも変わってきたのではないかな、という実感を持ちました。

 

(2009、12、28)

2009年12月29日 13:03 | コメント (0)