ストーリー

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第6話

侮れないのは女の勘

2月9日(木)よる11時59分~0時54分放送

 増山超能力師事務所では、悦子(中村ゆり)が明美(ルウト)の為に超能力師試験の特訓をしていた。試験の日が迫っているからだ。悦子の熱意に反し、なかなか真剣に取り組もうとしない明美。しかし実技については段々と皆から評価されるようになっていた。『魂の安定が、能力の安定にも繋がる』というのは所長・増山(ココリコ田中)の言葉だ。「油断してると明美に抜かれるよ」と悦子から煽られ、篤志(浅香航大)は内心焦りを感じ始めていた。

 そんな時、増山は刑事・榎本(六平直政)から事件の調査依頼を受ける。検視で心臓発作と判定された変死体があるのだが、その死には“超能力”が関係しているという検視結果も出ており、増山に詳しく調査してほしいというのだ。

 結局この依頼を引き受けた増山は、死因検証を悦子に命じた。悦子は篤志と明美を連れ、遺体の発見現場に赴く。そこで遺体が横たわっていた場所のサイコメトリーを試してしまう明美。その途端、明美の意識の中に現場に残った思念の断片が流れこむ。それは男の苦しそうな姿、そして小学生の少女だった。そしてその少女は・・・・。ここで明美は、思念の強さから息を詰まらせ呼吸困難に陥る。2人に介抱されながら「殺されたんだ…ただの心臓発作じゃない」と言う明美。何故なら思念の中で、その少女が『シネ』『コロス』と言っていたからだ。小学生が大の大人を殺した?少女は超能力者なのかもしれない…。悦子は勝手な行動をした明美を事務所に戻すと、篤志と共に少女の捜索を始める。

 下校する小学生達の中から、目当ての少女を探す悦子と篤志。すると、『あのおじさん…大丈夫だったかな』という心の声が悦子と篤志の心に響く。悦子がテレパシーで話しかけると反応する少女。やはり少女・浦沢南(内田未来)は、超能力者だったのだ。南から事情聴取すると…事件当日、男が南のぬいぐるみ『ケニョン』を取ったという事。そして南がその男を『キライ』と思った途端に男が苦しみだしたという事だった。「わたしのせいかな」と涙を浮かべる南。悦子は南の姿に、あの時の自分を思い出していた。悦子は昔、火事で祖父母を亡くしている事を打ち明ける。発火能力を持つ故、警察、友達、親までが悦子を疑った。そんな中、唯一信じてくれたのが増山だったという。今度は自分が南を信じたい。いつの間にか悦子の中にそんな思いが芽生えていた。

 そのころ榎本は、死んだ男の身元書類を手にしていた。男の名は杉下正明、36歳。杉下には“ある前科”があった。

 悦子が再び南のもとへ出向くと、対応したのは南の母親・留美(中島ひろ子)だった。事件当日、帰宅した南は「おじさんが倒れた」と言い、「自分のせいかも」とひどく怯えていたという。それを聞いた留美が現場で遺体を確認し、通報。しかし南の事は誰にも言えなかった。南が特殊能力で杉下を殺してしまったのかも知れないと考えたからだ。留美はその時から、娘を信じてあげられない罪悪感に苛まれていた…

 少女は本当に超能力で男を死に至らしめたのか!?増山の活躍で意外な真実が明らかに!

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