ストーリー

第1話
9月29日(木)よる11時59分~放送※一部地域を除く

 風松吉(船越英一郎)が倒れている。取り囲む女たち。一体、この男に何が起きたのか?女たちは、彼に一体何をしたのか?

 3か月前。
 風松吉は職場であるテレビ局へと出勤しようとしている。ドラマプロデューサーとして、それなりに仕事をこなし、今も次回作の準備中である。

 テレビ局の受付嬢をしている神田久未(成海璃子)は、風松吉と不倫関係にあった。妻がいるとは知らずに、声をかけられたまに食事に行くようになり、男女の関係になった。そしてその後に、結婚していることを知らされたのだ。いけないことだとわかりつつ、離れられないでいる久未。

 ある日、久未のもとに一本の電話が。風の妻と思われる女性だった。翌日に会う約束をした久未。友人たちにも相談し、慰謝料でも請求されるのかと怯えながら、指定されたカフェに向かう。そこにいたのは、如野佳代(水野美紀)。涙ながらに不倫を謝罪する久未に佳代は思わぬ言葉をかける。「謝らなくていいから」舞台女優をしている佳代から、風松吉との思わぬ関係を告げられる久未。あまりの衝撃に気が動転した久未は、自分が慰謝料を取られたりはしないことにホッとしながらも、佳代と口論になり、水をかけられ、飲んでいたカフェオレをかけてしまう。「カフェオレは反則でしょ」そう言う佳代のもとに、たまたま居合わせた、ドラマAPをしている弥上美羽(佐藤仁美)が声をかける。会話の内容から、美羽もまた秘密を抱えていることを知った久未は絶望的な気持ちになる。そんな久未に、佳代から風松吉の衝撃の事実が…久未はもはや訳がわからなくなる。そんな久未に佳代は言う。「同じ悩みを抱えるもの同士、仲良くしましょう」久未は逃げ出したい気持ちと、嫉妬心で混乱する。

 一方、風松吉は、新進気鋭の女優、相葉志乃(トリンドル玲奈)のキャスティング作業中だった。そして、志乃もまた、久未たちと同じ悩みを抱えていることがわかる。

 友人の文坂彩乃に一連の事情を説明する久未。「別れた方がいいに決まってる、そんなおじさん」しかし、いざ風に会うと、何も言いだせない久未だった。

 後日。佳代の家を訪れている久未と美羽。風について、不満を語る3人。「いっそのこと、死んでくれればいいのに」女たちの嫉妬心が、思わぬ方向に動き始める。

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