ストーリー

LOVE.10 9月3日(木)深夜0:29~

今週のイケメンゲスト

  • 深川 理絵 (岡元あつこ)

STORY

 花田米子は藤岡躑躅から突然デートに誘われ、そわそわしながら待ち合わせ場所で待っていた。米子がナイフを持った犯人に襲われた時、身を挺して守ってくれた躑躅。それ以来、米子は躑躅の事が気になっていた。そして、待ち合わせた後、躑躅はノリの良い曲が鳴り響くクラブに米子を連れて行く。米子は躑躅に誘われてフロアで一緒に踊る事になる。「感じるままに踊れば良いんですよ」「え、はい!」最初は戸惑っていた米子だったが、躑躅にリードされて次第に激しく踊り始める。米子が気付くと、躑躅はいなくなっていた。
 この後、米子が川端純一(伊藤明賢)に声をかけられて困っていると、玲子と弥生がやってくる。玲子は芸人の彼氏がネタをやるので見に来たという。米子は躑躅とデートしていると明かし、川端は彼氏がいると勘違いして去っていく。米子が躑躅の方をふと見ると、躑躅は女性たちに囲まれながら踊っていた。「アイツ、一体どういうつもりなのよ!」米子が腹を立てながら踊っていると、大きな胸に蝶のタトゥーがある深川理絵(岡元あつこ)が踊り始め、皆から歓声が上がる。理絵はこのイベントのオーガナイザーだった。
 躑躅は理絵に近づき、2人は良い雰囲気で一緒に踊り始める。「待っていたら幸せになれない」米子は2人の間に割って入って邪魔をするが、理絵にはじき飛ばされてしまう。そして、躑躅と理絵は良いムードのままVIPルームへと消えていく。2人切りになると躑躅は理絵の事をパピヨンと呼び、理絵は少し驚いた表情になる。パピヨンは理絵のハンドルネームだった。躑躅は理絵のブログを見て接触を試みたのだ。躑躅は2年前の8月3日の事を聞くが、理絵は躑躅をそっと押し倒してキスをする。
 米子は躑躅を捜している時に川端から再び声をかけられる。川端は躑躅と理絵がいるVIPルームに米子を案内する。米子はソファの上で折り重なった躑躅と理絵を見て動揺するが…。よく見ると躑躅は気絶していた。次の瞬間、米子は川端に殴られて意識を失う。この後、米子は躑躅に声をかけられて目を覚ます。米子と躑躅はロープで縛られ、クラブの一室に監禁されていた。理絵とVIPルームにいた時に川端に殴られた躑躅。理絵と川端は美人局だった。川端は躑躅が警察だと気付き、仲間の米子と一緒に監禁したのだ。
 「あの女の胸ばっか見てイチャイチャして!」米子はヤキモチを焼いて躑躅に食ってかかり、躑躅は必死に弁解する。「誘ってくれて、嬉しかったんだよ」米子はデートに誘われたと思って喜んだ事を素直に躑躅に打ち明ける。だが、躑躅は亡くなった彼女の事を忘れられずにいた「このままじゃ、終われない。だから真実が必要なんです」躑躅は彼女の死は事故ではないと今も疑っていた。米子は自分を信じて全て話して欲しいと躑躅に伝える。米子は何度も救ってくれた躑躅の力になりたいと思っていた。
 「あなたの事が好きなの」米子は自分の気持ちを躑躅に伝え、瞳を閉じてキスを迫るが、脱水症状で気を失いそうになる。この後、躑躅は米子が縛られたロープを口で咥えて必死に解こうとする。その頃、VIPルームでは川端が抱き合う理絵と有栖川晋をスマホで撮影。理絵は無理やり押し倒されたと泣き出し、川端は強姦だと有栖川を恫喝する。その時、米子と躑躅は現場に踏み込み、理絵と川端を恐喝及び監禁で現行犯逮捕する。躑躅は理絵のスマホの写真を調べ、理絵がたまたま撮影した交通事故現場の写真に目を留める。躑躅はその写真を見て何かに気づき、ドアの方へと走っていく。
 翌朝、躑躅は時間になっても両国署に現れない。米子は昨日別れてから躑躅と連絡が取れない事を塚本に報告する。躑躅は証拠物件の理絵のスマホを持ち去ったままだった。村上は理絵のクラウドにアクセスしてスマホの写真データをダウンロード。米子は躑躅が見ていた交通事故現場の写真を確認する。事故が起きたのは両国署の管轄だった。村上は躑躅のPCを調べ、最近、理絵のブログによくアクセスしていた事も明らかになる。米子は交通課の弥生に2年前の8月3日の事故の写真と資料を用意してもらう。ひき逃げされたのは警視庁の篠原沙織で、米子は沙織が躑躅の彼女だったと察する。
 交差点を横断中にはねられて即死した沙織。目撃者はなく、犯人はそのまま逃走したが、後に高柴幸平が犯人として出頭。この事故を担当していたのは宮谷だった。米子は宮谷にこの事故について話を聞く事に。当時、組織暴力対策課にいた宮谷。躑躅は恋人の事故死について知りたいと宮谷を訪ねてきたという。宮谷はひき逃げによる事故死として処理した事を伝えるが、躑躅はただの事故じゃないと主張。躑躅はひき逃げ犯は別にいると独自に捜査を続け、梅津哲司という男性と執念で見つけ出したという。
 躑躅は梅津を別の窃盗事件の重要参考人として任意同行をかけたが…。梅津は署内の男子トイレで首を吊って自殺したという。黙秘を続けていれば証拠不十分で釈放されたにもかかわらず自殺した梅津。第一発見者の躑躅は責任を取らされて両国署に飛ばされたのだ。宮谷は躑躅が復讐のために梅津を殺害したという噂もあったと明かす。それを聞いた米子は「藤岡さんが人を殺したりする訳ないじゃないですか!どんなに辛くても殺したいくらい人を恨んだとしても人を殺すような事は絶対にしません。彼は刑事なんです!」と必死に擁護。米子は怒ってその場から去っていく。「いかん、いかんぞ。アイツが惚れたら藤岡は…」宮谷は“米子レーダー”が反応して躑躅が犯人になる事を危惧する。
 その頃、躑躅は青山ルミを尾行していた。「もう逃げられませんよ」躑躅は人気がない場所でルミに声をかけて行く手を遮る。ルミは躑躅に声をかけられて激しく動揺して…。夕方、本庁から躑躅が極秘で緊急手配されたという連絡が入り、米子は「そんな…」とショックを受ける。宮谷は「ほら、だから言っただろう~」と“米子レーダー”の発動という悪い予感が的中して残念がる。先ほど、ルミが射殺される事件が発生。使われた凶器は警察官の拳銃M360jサクラ。現場に残されていたのは躑躅の拳銃だった…。