ストーリー

LOVE.5 7月30日(木)よる11:59~

今週のイケメンゲスト

  • 来栖 光琳 (深水 元基)

STORY

 米子は彼氏を紹介したいという弥生に彼氏がオーナーのワインバーに呼び出される。だが、米子が到着すると、弥生と彼氏の来栖光琳(深水元基)はケンカの真っ只中だった。弥生は怒って店を出ていき、米子は来栖から弥生の話を聞いてあげてほしいと頼まれる。いつもの「串升」で飲む米子と弥生。最初は来栖の文句を言っていた弥生だったが、米子が話を聞いていく内に落ち着いていき、最後は来栖の事をノロけて機嫌を直す。「先輩、横取りしないで下さいね」「何言ってんの!」弥生の冗談に本気で動揺する米子だった。
 両国署の管内では、ここ数ヶ月で3人の女性が行方不明になる事件が起きていた。躑躅は3人とも行方不明になる直前に平川信一と会っていたと宮谷たちに報告。平川は食肉の卸業者で、3人とは婚活サイトで知り合っていた。平川が3人を殺害した可能性もあり、躑躅は慎重に捜査を進める事に。会議中、米子の携帯に来栖から電話がかかってくる。米子は相談したい事があると来栖に呼び出される。交際前、来栖よりお金持ちで格好良い男性を店に連れてきた弥生。来栖は自分が選ばれた理由がわからないと不安になっていた。
 この時、ウェイトレスが運んできた水をこぼし、来栖にも少し水がかかってしまう。だが、来栖は怒る事もなく、ウェイトレスを気遣ってやさしい言葉をかけ、米子はそんな来栖に心をときめかせる。これまで相手を収入だけで決めていた弥生だが、米子は来栖にはそれを超える魅力があると言って励ます。「来栖さんは私から見ても、格好良いし、やさしいし、正直、弥生ちゃんが羨ましいです」「僕も羨ましいです。あなたみたいな笑顔の素敵な方と結婚できる人が…」米子は来栖の言葉にドキっとする。
 「先輩、来栖さんの事、どう思ってます?まさか、好きって事はないですよね?」翌日、米子は弥生から来栖の事を聞かれて動揺する。来栖がやけに楽しそうに米子について話すので、問い詰めると、米子と昨日会っていた事を打ち明けたという。弥生は来栖が米子の事を好きなのかもしれないと不安になっていた。「私からあの人、奪わないで下さい」「落ち着いて。そんなつもり、ないから」米子が泣きながら訴える弥生をやさしく諭すと、弥生はようやく笑顔になり、来栖と仲直りするのを手伝って欲しいと米子に頼む。
 夜、ワインバーで楽しそうに笑い合う弥生と来栖。米子はすでに仲直りしている2人を冷ややかに見つめる。米子は2人から視線を逸らし、奥の席にいる躑躅に気付く。躑躅は女性と飲んでいる平川を監視していた。間もなく、女性は「つまんないから帰る」と店を出ていき、1人残された平川は「くそっ、死ねばいいんだ」とつぶやく。躑躅は平川から目を離さないように米子に頼んで店を出て行く。米子が平川を見ていると、その視線に気付いた平川が一緒に飲もうと声をかけてくる。「君、彼氏は?待って!言わなくてもわかる。いないでしょ?」米子は平川の言葉にカチンときてグラスの酒をグイっと飲み干す。
 翌朝、ベッドで目覚めた米子は自分が何も着ていない事に驚く。そこにマグカップを手にした来栖がやってくる。「昨夜は楽しかったね」「え!?」酔って何も覚えてない米子は来栖の言葉の意味が理解できない。なぜかベッドの近くには女性警官の衣裳が置かれていた。その時、来栖の携帯に弥生から着信。米子は電話に気付かずに来栖に声をかけ、来栖は静かにしてというジェスチャーをする。米子は電話中にこそこそと部屋を出て行く。
 「私の結婚相手を奪うなんて…。この泥棒猫!!」弥生は刑事課に現れると、米子を睨みつけてビンタをする。宮谷は「やばいぞ。略奪するほど“米子レーダー”が反応したって事か!相手は誰だ!?」とこの状況に興奮する。この後、弥生は米子を連れて取調室へ。「さっき、来栖さんに電話したら、後ろで女の声がした。あれは絶対に先輩の声です。昨夜、何があったのか、正直に白状しなさい!」弥生は米子を問い詰める。米子が黙っていると、塚本が入ってきて、弥生の代わりに米子を取り調べする。
 米子は昨晩から今朝の事を話し、肉体関係はないと思うと伝えるが、弥生は信じずに米子から来栖を誘ったと決め付ける。この後、おぼろげながら昨夜の事を思い出した米子。昨夜、来栖は「俺、君の事が好きかもしれない」と米子に告白。「彼女(弥生)の事も好きだから悩んでいる。はっきりさせるために君の本当の姿が見たいんだ」米子の記憶では脱いで欲しいと頼んできたのは来栖だった。だが、弥生は米子の話を信じようとしない。
 「この際だから、私もちゃんと言っておくわ。私も来栖さんの事、好きかもしれない!」米子は自分の気持ちを正直に告白する。弥生は感情を抑えながら「わかりました。だったら、どっちを選ぶか、来栖さん本人に聞いて、はっきりさせましょうよ」と米子に言い放つ。そして、弥生は明朝8時に来栖を公園に連れて行くと伝え、米子もそれを了承する。前室で取り調べの様子を見ていた宮谷は来栖を何らかの容疑でマークすると皆に伝えるが、躑躅は「くだらない」と“米子レーダー”を信じずに前室から出て行く。
 米子はワインバーで仕込み中の来栖を訪ねる。来栖はワインセラーに珍しいワインがあると説明。特に珍しいのは赤い媚薬、マダムキラーと呼ばれ、バラの香りがするイタリア産のワインだった。昨夜、平川はこのワインを米子に飲ませるために注文したが、来栖はオーダーストップと断ったという。この後、昨夜の話題になると、来栖は「忘れてくれ。何もなかったんだ」と謝罪。だが、米子は来栖の背中に抱きつき、「なかった事になんてしなくて良い。だって、私も好きだから」と正直な気持ちをぶつけて店を後にする。
 翌朝、米子と弥生が公園でにらみ合っていると、そこに来栖がやってくる。「弥生ちゃん、ごめん。俺が本当に愛しているのは…」弥生に急かされた来栖は米子と弥生、どちらが好きなのかを打ち明ける…。この後、事件は急展開。管内の冷凍コンテナから行方不明だった女性3人の遺体が発見される。CAの名越美智子、看護師の田中百合子、バスガイドの水川ゆかり、被害者3人は婚活中という共通点があり、コンテナの契約者は平川だった…。