金田一少年の事件簿R

読売テレビ・日本テレビ系

毎週土曜夕方5:30放送

(一部地域を除く)

事件ファイル

剣持警部の殺人

File.1

2014年8月16日(土)放送

 アメリカ帰りという20歳の多間木が不動高校のはじめたちのクラスに転校してくる。そんな折、はじめを訪ねて、剣持警部が高校にやってくる。剣持は多間木の様子をはじめに訊ね、多間木に注意してほしいと頼む。高校を後にした剣持は十神家を訪ね、十神まりなの遺影が飾られた仏壇に手を合わせる。まりなが事件に巻き込まれて他界したのは3年前、17歳の時。剣持はこの事件の捜査に関わっていた。
 十神えりなは姉、まりなの彼氏だった青井零児が刑事になったと剣持に報告する。その時、弁護士の湖森涼介と魚崎葉平が訪ねてくる。事件後、犯人の男子高校生3人を相手に民事訴訟を起こしたまりなの父。魚崎は犯人の1人で、湖森は和解してほしいと頼みにきたのだ。だが、えりなは怒りを露わにして2人を追い返す。3年前に起きた女子高生死体遺棄事件は犯人3人がまりなを拉致監禁し、暴虐の限りを尽くして弄ぶという陰惨を極めるものだった。まりなは窓から逃げようとして転落死したのだ。
 この後、剣持は事件の主犯格、毒島陸が待つ喫茶店へ。毒島は少年法で守られ、わずか3年で少年刑務所を出所していた。剣持は水を一気に飲み干すと用件を訊ね、毒島は人目につかない公園へ剣持を連れて行く。毒島は「3年前の反省の弁は全てでまかせ。刑務所を出ちまえばこっちのもの」と言い放ち、共犯2人も反省なんてしていないと付け加える。剣持は拳を握りしめて怒りに震える。
 翌日の未明、毒島は何者かに発砲されて顔をケガする。捜査を担当する青井刑事は現場近くで発見された凶器が剣持の拳銃だったと明智警視に報告。はじめは明智から発砲事件、3年前の事件について教えられる。この3年間、被害者遺族の苦しみをずっと見てきた剣持。この発砲事件が剣持の犯行と信じたくないはじめと明智だったが、剣持は前夜から行方がわからず、携帯の電源も切れたままだった。
 はじめと明智は入院中の毒島から話を聞く事に。毒島は犯人の顔を見ていなかったが、剣持の犯行と疑っていた。毒島は共犯2人も狙われると心配して魚崎の携帯に電話。だがコール音はプツンと切れ、リダイヤルしても繋がらなかった。明智は魚崎の身を案じて足取りを追う事に。その頃、魚崎はホテルの一室にいた。バスタブの中で拘束された魚崎。蛇口から水は流れ続け、水位は徐々に上がっていく。
 高校で、はじめが美雪に事件の話をしていると、多間木が毒島という言葉に反応。多間木は死体遺棄で捕まった元少年の1人だった。毒島に命令されてやったとして、多間木の罪は軽く、鑑別所を1ヶ月で出所してアメリカに留学していたのだ。そこに多間木から話を聞きたいという青井とえりなが現れる。だが、多間木は資産家の父親から頼まれて迎えに来たという湖森と一緒に帰ってしまう。その直後、青井の携帯に連絡が入る。それは魚崎が殺害されたという連絡だった…。

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登場人物

  • 毒島陸
    (元少年)

  • 多間木匠
    (元少年)

  • 魚崎葉平
    (元少年)

  • 十神まりな
    (3年前の被害者)

  • 十神えりな
    (まりなの妹)

  • 青井零児
    (刑事)

  • 湖森涼介
    (弁護士)

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