2007/10/29 放送
第四十話「黒芒への道

 黒芒楼への道を探して黒芒に旅立っていた時子が雪村家に帰ってくる。下見を済ませた時子は道具を揃えて明後日に再び旅立つと時音、静江に伝える。時音は留守中に黒芒楼がやってきた事、限が亡くなった事を時子に報告する。そして夜の烏森学園。時音は時子が帰ってきた事を良守に教える。時子はこれから黒芒楼の城への道を密かに作るという。斑尾と白尾が異界への道を開く事の大変さを話していると、良守は何やら考えを巡らせる。

 翌朝、時音は時子とお茶の稽古をする。稽古中、時子は開祖の時守が烏森の地を守り始めた時期と茶道が確立された時期が同じだと時音に教える。さらに時子は異界の怖さを時音に訴える。そして烏森学園の昼休み。時音はきららと一緒に外でお弁当を食べる事に。食べる場所を探す時音は這いつくばった良守を発見。良守は時音に声をかけ、黒芒への行き方を訊ねる。時音は良守が黒芒に行く気だと見抜くと、良守は火黒を倒して限の仇をとると訴える。だが、時音は黒芒への道の事は時子に任せるしかないと良守を説得する。
 裏会本部では、正守が扇一郎に呼び出される。扇は烏森が黒芒楼に制圧されかかった責任をとれと正守に迫る。だが、正守は限を派遣したからこそ撃退できたと反論。続けて、正守は夜行の本拠地を烏森へ移動させる事を扇に明言。扇は許可なく勝手に移動を決めた正守に激怒するが、正守は誰の指示も無用と扇に逆らい、2人は一触即発の状態になる。そして、夜行に戻った正守は刃鳥美希(はとりみき)に移動の準備をするように命じる。
 翌朝、時子は時音、静江に見送られる中、黒芒に向けて出発する。良守はそんな時子の尾行を開始。諦めきれない良守は黒芒までつけていこうと考えているのだ。だが、すぐに時子は気配を察知して良守をまく。だが、良守は逃げる時子を見つけて必死に追い、黒芒に連れて行って欲しいと直談判。だが、時子は今の良守には異界へ渡る力がないと指摘し、諦めるように諭す。そして、時子は烏森を守る事、力を自分のものにする事を考えろと良守に言い残して黒芒へと向かう・・・。
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2007/10/22 放送
第三十九話「烏森の謎

 左金は牙銀の部屋で実行一部のトップになった喜びを噛みしめる。その時、左金は部屋の中にいる何者かの気配を察知。左金の前に現れたのは紫遠だった。紫遠は左金の実力を疑い、白は甘くないと忠告して去っていく。碧闇は部屋にいる白を訪ね、烏森の前の主の居場所がわかったと報告し、調査の許可をもらう。そして夜、碧闇は左金、手下と共に無色沼へ向かう。左金は野守(のもり)に沼の水を飲み干すように指示を出す。
 昼の烏森学園。時音も良守も限を失った痛手を引きずって元気がない。田端は良守を元気付けようと、近くで起きた事件を扱う携帯映像を見せる。それは無色沼の水が一晩で涸れるという怪奇現象を報じる番組だった。すぐに良守は時音と共に無色沼へ向かう。良守が涸れた沼の底でウロ様の名を呼ぶと、豆蔵が現れる。豆蔵はウロ様が無事だと良守に伝え、良守は黒芒楼の仕業と睨む。すると、豆蔵は黒芒楼という良守の言葉に反応。良守は豆蔵から黒芒(くろすすき)の化け狐の話を聞く。

 帰宅した良守はウロ様が無事だった事を繁守に報告する。黒芒楼では、碧闇が無色沼の事を白に報告。左金が渦闇を放って無色沼の底に巨大な穴を作ったが、主は見つからなかったと説明する碧闇。だが、碧闇らは近くに隠れ住む妖を発見し、色々聞き出したという。碧闇は無色沼に引き続き、今度は烏森の地下に何があるかを調査すると白に伝える。
 夜の烏森学園。良守と時音は妖の矢影(やかげ)を結界で囲んで滅する。その時、良守らは別の妖の気配を察知。良守が気配のある場所へ向かうと、そこには碧闇が佇んでいた。良守は結界で囲もうとするが、碧闇は影縫いを使い、良守らの動きを止める。碧闇は無色沼で何もわからなかったので烏森を調べに来たと良守らに教える。そして、碧闇は千珠眼で烏森の地下を調査すると、良守らに危害を加えずに去っていく。  黒芒楼では、白が碧闇の調査結果を姫に報告。烏森の地下に異界がある事、烏森の謎を解く鍵は結界師が握っている事を告げる。白は結界師の中でも方印のある正統継承者は烏森と何らかの共鳴、または協力関係にあり、烏森は結界師が作ったと推測する。話を聞いた姫は白に正統継承者を消すように指示。白は左金に烏森に向かう準備をしろと命令する。
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2007/10/15 放送
第三十八話「それぞれの鎮魂

 黒芒楼の会議室では、白が烏森をさらに詳しく調査するように壁闇に指示を出す。そして、牙銀亡き後の実行一部は牙銀の手下だった左金(さこん)が指揮する事に決まる。左近は牙銀の無念を晴らすため、烏森奇襲の許しを請うが、白は許可を出さない。この後、火黒は会議室を出た左金の前に現れる。火黒は烏森を襲撃するように左金を煽るが、良守だけは自分の獲物なので手を出すなと告げる。
  夜行では、正守、亜十羅らが棺を囲んで限の死を悼む。この後、限と同年代の秋津秀(あきつしゅう)と八重樫大(やえがしだい)は最後の別れに現れなかった影宮閃(かげみやせん)を見つけて声をかける。だが、影宮は素っ気ない態度を取る。影宮は限が過去に仲間の章樹(しょうき)を必要以上に痛めつけた事を快く思っていないのだ。影宮は限が妖退治の時に自分たちの意見を無視し、勝手な行動を取った事を回想する。

 正守は良守を連れ、限の葬儀が営まれる志々尾家を訪問。だが、姉の涼は2人の弔問を拒絶して追い返す。立ち去る前、正守は涼が送り続けていた限への手紙を涼に手渡す。限は涼の手紙を受け取る事ができず、正守が預かっていたのだ。涼は限に謝罪の気持ちが伝わっていなかった事にショックを受ける。帰り際、良守は、限が姉に謝りたいと話していた事を号泣する涼に伝える。さらに良守は限のやさしさを熱心に語る。すると、涼に限の友達かと良守に質問。良守ははっきり肯定すると、その場を走り去っていく。
 その夜、白は扇一郎の別邸を訪ねる。扇は夜行の足止めしたにもかかわらず、限を倒しただけで退却した事に失望する。だが、白は戦力に引けを取った訳ではないと主張。そして、白は夜行に関する新たな企みを扇に依頼する。烏森学園では、斑尾が意気消沈する良守を気遣う。良守は限が死にたいと思ったため、烏森の力が加わって限は亡くなったと判断。良守は限に生きたいと思わせる事ができなかったと悔やんで涙を流す。時音は涙を流す良守をからかわずに慰めの言葉をかける。良守は時音の真剣な表情を見て、涙を拭うと、強くなると自分に言い聞かせる。
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2007/09/10 放送
第三十七話「志々尾限最期の戦い

 限は自らを化け物だと言って蔑むが、良守は化け物じゃないと否定。良守と時音は完全変化しても仲間として限に接する。2人の対応に限は驚きと喜びが混じった複雑な表情を浮かべる。そして、限は完全変化しても暴走しない自分に驚く。その時、卵からかえった蟲が飛び出してくる。すると、限は動じる事なく、蟲を潰して投げ捨てる。この展開にも白はあまり驚かず、限の退治を牙銀に託す。
 良守は一瞬だけ弱気になるが、時音に声をかけられて自信を取り戻す。この後、牙銀は上空から巨大な炎球を3人に向かって放つ。限は結界を使って上空へ行き、牙銀を切り裂く。そして、良守は巨大な板状結界を張り、放たれた炎球を真正面で受け止める。時音は真正面で受けた良守に呆れるが、良守は命を張る限に刺激を受けて敢えて命を張ったのだ。

 墨村家では、繁守が部下たちと戦いながらも姿を現さない時子を心配。そして、繁守は雪村家に行き、式神に時子が黒芒楼の道を探しに行った事を教えられる。すると、繁守は自分に似た式神を出した後、巨大な結界で墨村家と雪村家を囲み、烏森学園へと向かう。途中、繁守は同じように学園に向かう翡葉と合流する。その頃、正守たちも学園へと急ぐ。
 学園では、限が炎縄印に痛みに堪えながら牙銀に攻撃。牙銀は限の攻撃を受け、良守が弾き返した炎球も食らってボロボロに。そして、限が牙銀にとどめを刺そうとしたその時、それまで静観していた火黒が背後から2本の剣で限を貫く。良守と時音は落ちてくる限を受け止める。良守らが限に呼びかけていると、火黒は限が寝返るか悩んでいたと言って良守の神経を逆撫でする。怒った良守が火黒に迫ると、牙銀がその間に割ってはいる。
 すると、良守は牙銀を一瞬で滅してしまう。火黒は良守の結界をかわして上空へと姿を消していく。限の所に戻った良守が呼びかけを続けていると、限はうっすらと目を開ける。その時、突然、姫が変調をきたし、白は狼狽える。限は薄れ行く意識の中、誰かを傷つけるためではなく、誰かを守るために爪を使えた事に満足。そして限はすうっと目を閉じる。この後、白は姫の容態が悪化したため、烏森からの撤収を決断。良守は限の命を奪った黒芒楼を潰すと決意を新たにする・・・。
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2007/09/10 放送
第三十六話「烏森炎上」

 無数の妖たちが烏森の地に襲いかかってきた頃、墨村家は紫遠の手下に囲まれてしまい、繁守は外に出て手下たちと戦う。限は卵の言葉を遮って妖に攻撃を仕掛け、良守と時音も結界で妖を滅していく。白と紫遠は上空の巨大蟲からその様子を窺う。この後、校庭が爆発し、勝手に暴れていた弱い妖たちが焼き尽くされる。そして、その中心に牙銀が現れる。目障りな妖を焼き尽くした牙銀は、残りの妖も追い払ってしまう。
  牙銀は烏森を守るのが若い3人だけと知って呆れる。そして、牙銀は両手から火球を打ち出して攻撃を開始し、良守と時音は結界で何とか防御。この後、良守と時音は結界で火球を牙銀の方へ跳ね返し、その間に限は背後から牙銀に巨木を投げつける。牙銀はどちらの攻撃も防ぐが3人の実力に感心。すると牙銀は本来の馬体の姿へと変化して激しい攻撃を仕掛ける。限は右足の蹴りを叩き込もうとするが、牙銀はそれを左手で掴んでしまう。

 限の右足は燃え上がるが、時音が板状の結界を牙銀の腕にぶち当て助ける。この後、良守は牙銀を巨大な結界で囲むが、炎に弾かれて滅する事ができない。良守らは牙銀の熱気とスピードに圧倒される。すると今度は、牙銀が限に集中攻撃。良守と時音は限をサポートするため、結界を張って牙銀が放つ火球を弾き返していく。
 巨大蟲から様子を窺う白らは、牙銀の攻撃をかわす限の動きが悪い事に気付く。限は蟲の卵に混乱する言葉をかけられていたのだ。この後、牙銀は本気の攻撃を仕掛け、火球を受けた限の両腕は千切れてしまう。だが、限はすぐに両腕を再生し、良守と時音はその光景に呆気にとられる。続いて、牙銀は凄まじい連続攻撃を3人に仕掛けてくる。良守と時音が必死に耐える中、限は完全変化しようと考える。
 すると、卵が完全変化したら良守と時音に嫌われると限に声をかける。さらに卵は黒芒楼なら完全変化しても温かく迎えると囁き、限を動揺させる。この後、斑尾と白尾が牙銀に突進。良守たちへの攻撃が止むと、その隙に卵の言葉に屈した限が完全変化を始めてしまう。その様子を眺めていた白は、限が自分たちの仲間に寝返ったと判断。そして、完全変化した限は、唖然とする良守に向かって爪を振り下ろす…。
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