2007/09/03 放送
第三十五話「迫り来る黒芒楼」

 登校中、良守は火黒と一緒にいる限の姿を目撃する。限は良守の視線に気付き、火黒を爪で切り裂こうとするが、火黒はそれをかわして去っていく。混乱した限は近づいてきた良守を思わず爪で切りつけてしまう。良守は慄然とし、限は自分の反応に驚く。雪村家では、時子が異界にある黒芒楼への道を探るために旅立つ。時子は自分そっくりの式神に留守番をさせる。黒芒楼では、既に白らが時子の動きを察知していた。
 この後、登校した良守は火黒と一緒にいた限の事を時音に相談。2人は学校を休んだ限の事を心配する。その頃、町をふらついていた限は、火黒に渡された蟲の卵の言葉に気持ちをかき乱される。限は卵に黒芒楼への寝返りを促されて苦悩する。黒芒楼では、白と火黒が限に渡した卵の話題を話していた。白らが卵を渡した本当の狙いは、限を混乱させる事。卵の言葉で限を混乱させ、烏森の守りの要である3人の結束を壊すのが狙いだった。

 裏会本部では、扇が東北での任務を正守に命じる。烏森の任務に専念したい正守は困惑するが、総帥から推薦があったと聞いて任務を引き受ける。この後、亜十羅は限に連絡し、正守を始めとする夜行の多くがしばらく別の任務に就く事になったと伝える。黒芒楼では、藍緋が烏森へ向かう準備が全て整った事を白に報告。いよいよ姫を烏森へ移動させる日がやってきたのだ。姫は烏森へ行けば昔のような力を取り戻せると信じて喜ぶ。
 この後、黒芒楼の発着場から玉座に乗った姫を始めとする白、牙銀、紫遠、火黒らが烏森に向けて出発。碧闇、藍緋、江朱らは黒芒楼からそれを見送る。夜の烏森学園では、良守が様子のおかしい限の事を心配。その頃、木の上にいた限は正守から連絡を受ける。東北の任務が終わるまで烏森に行けない正守は、限に烏森の警護を頼んで電話を切る。すると、再び卵が限を混乱させるような言葉をかけてくる。
 限が卵の言葉を遮ろうとしたその時、良守が木の下から声をかけてくる。すると、限は良守から逃げてしまう。限を見失った良守は、大きな声で悩み事なんて気にするなと話しかける。良守の言葉を聞いた限は卵を潰そうとするが、どうしても潰す事ができない。その時、斑尾と白尾が異変を察知。ついに黒芒楼の妖の群れが烏森に襲来したのだ。
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2007/08/27 放送
第三十四話「卵から声 闇の誘い」

 白は黒芒楼で会議を開き、姫を烏森の主にする計画を幹部たちに伝える。そして、白は姫の延命方法を考える事に専念しろと藍緋に命じ、体に蟲を入れられた藍緋は逆らう事ができない。その頃、墨村家では、修史が限に料理を振る舞い、食事が終わった頃に外出していた繁守が帰宅。繁守は正守に連絡して異界について話し合う。繁守が正守と頻繁に連絡を取り合う事を不満に思う良守は、限を道場に呼び出し、正守の話題を切り出す。
 良守は正守が信用できないと限に告白。今後、黒芒楼が本気で襲ってきて夜行が出てきた時、正守の事を信じていいのか、良守は限に訊ねる。限は正守を信じていると伝え、良守は限の言葉を信じて正守を信用する事に。別の日、下校する限を火黒が待ち伏せする。火黒は、黒芒楼に入るように誘うが限は拒絶。すると、火黒は蟲の卵を限に手渡し、持ち主そっくりの姿をした忠実なしもべが生まれてくると言って去っていく。

 帰宅後、限が卵を捨てようと考えると、卵は全く同じ事をしゃべり出す。限は卵に自分の心を読み取られたと思って動揺する。その時、正守から携帯に連絡が入る。限は黒芒楼に自分の情報が漏れている事を伝える。すると、正守は裏会の情報を黒芒楼に流している人物がいる事を明かし、限に注意を促す。限は卵の事を正守に言えずに電話を切る。
 そして夜の烏森学園に妖、鈴鳴らしが出現。鈴鳴らしが呪具を振ると不快な共鳴音が鳴り、良守、時音、限は苦悶する。良守と時音は協力して呪具を滅する。この後、卵の言葉によって迷いが生じた限は連携を乱してしまい、良守が鈴鳴らしを滅する。良守はいつもと違う限に気付いて心配する。そして、限がアパートに戻ると、懐に入れてあった卵が話しかけてくる。限は卵の言葉に動揺して取り乱してしまう。
 その頃、黒芒楼では、延命装置を付けている姫の容態が悪化。藍緋は姫の容態が限界に近づいていると察する。藍緋は姫の妖力を取り戻すため、烏森に連れて行こうと白に提案。軽量化した延命装置を付ければ姫の移動は可能だと説明する藍緋に対し、白は軽量化した延命装置の作成を命じる。白は装置が完成次第、姫を連れて烏森へ発つ事を決断する。翌朝、良守は火黒と一緒にいる限の姿を目撃してしまう…。
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2007/08/20 放送
第三十三話「急げ繁じい本気走り」

 松戸平介は繁守を家に招き、黒芒楼のアジトの場所を突き止めたと報告する。ただし、黒芒楼のアジトは異界にあり、行くのは極めて困難だという。松戸は黒芒楼の仲間を抱き込み、アジトに招いてもらおうと計画するが失敗。助手2人がやられてしまったという。繁守は深入りする松戸に手を引くように忠告するが、すでに松戸は黒芒楼から目を付けられているという。烏森学園では、良守が授業で「走れメロス」について勉強する。
 夕方、繁守は正守に連絡を入れ、護衛してほしい人がいると頼む。そして夜の烏森学園。時音と限は張り合いがないとぼやきながら小さい妖を退治し、良守は斑尾と共に黒芒楼の狙いが何かを考える。その頃、松戸邸では、加賀見が松戸に敵が来た事を報告。刺客の紫遠としもべたちは松戸邸の目の前に来ていた。この後、寝ている繁守の元に松戸の使いが手紙を持って現れる。松戸の危機を察した繁守は、魔除けができる修史に応援を頼む。

 この後、松戸邸に向かおうとする繁守と修史の前に夜行の蜈蚣(むかで)が現れる。正守の指示を受けたという蜈蚣は巨大な虫を作り出すと、その上に繁守らを乗せて松戸邸へ急ぐ。松戸邸では、紫遠としもべたちが松戸の助手たちに襲いかかっていた。この後、紫遠は松戸が貼ったおいたお札を溶かして書斎の中へ入っていく。松戸はお札付きのダーツでしもべたちを退治するが、反撃はここまで。松戸は紫遠に徐々に追い詰められてしまう。
 この後、コンサバトリーに逃げ込んだ松戸は、紫遠に向けて銃を構える。そして、繁守らが松戸邸に到着した直後、辺りに銃声が鳴り響く。繁守らがコンサバトリーに駆け付けると、そこには松戸が倒れ、床には銃が落ちていた。繁守は親友の死にショックを受ける。しばらく後、黒芒楼では紫遠が松戸を倒した事を白に報告し、当時の状況を回想する。紫遠は蜘蛛の糸を使って松戸の体を操り、銃口を松戸自身の頭に向けさせたのだ…。
 翌朝、修史から事情を聞いた良守は繁守に慰めの言葉をかけ、繁守は松戸を守れなかった事を悔やむ。その日の夜、ビルの屋上に松戸と加賀見の姿。実は、松戸は生きていた。殺されたのは人の皮を被った偽者。松戸は事前に正守に偽装工作の協力を要請していたのだ。死んだと思われ、自由になった松戸は、加賀見と共に黒芒楼がある異界へと旅立つ…。
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2007/08/13 放送
第三十二話「強烈な亜十羅の試練」

 良守は差し入れを持って限のアパートを訪ねる。そこに亜十羅が時音を連れてやってくる。夜行所属の妖怪使いで、限の指導係の亜十羅は自己紹介した後、テストのために来た事を良守らに明かす。亜十羅は3人のチームワークを確かめたいという。そして夜、良守らが待つ烏森学園に妖獣の雷蔵(らいぞう)に乗った亜十羅が現れる。亜十羅はテストに合格したら裏会に帰ると限に約束。だが、不合格なら限を裏会に連れて帰るという。
 そして、亜十羅はテストの内容を発表し、そのままテストが始まる。3人に与えられた課題は30分以内に亜十羅を無傷で捕まえる事。雷蔵を始めとする妖獣たちが3人の邪魔をするという。この後、雷蔵は口から雷雲を吐き出し、亜十羅はその中に姿を消す。時音は闇雲に追いかける限、良守を集めて作戦会議を開く。時音は亜十羅たちの情報を求め、限は知っている事を伝える。そして、時音は雷雲を吐き出す雷蔵を先に倒そうと提案する。

 この後、時音が放った結界が雷蔵の後ろ足に僅かに絡む。その隙に限は雷蔵に蹴りを入れ、頭に血が上った雷蔵は限に突進。その時、良守は行く手に結界を放ち、カウンターとなって突進する雷蔵に炸裂する。魔耳郎(まじろう)は雷蔵がやられた事を亜十羅に伝える。亜十羅は制限時間が8分を切った事を確認すると、翼になった魔耳郎の力を借りて上空へ飛んでいく。限によれば、魔耳郎は翼、レーダーの役割を果たすという。
 時音は限の動きに合わせて結界を作り、限が足場の結界を跳び回って亜十羅を捕まえる作戦を考える。だが、限は躾けられた亜十羅の声には体が反応して逆らえないと告白。すると、良守は亜十羅の声を聞かないように耳にテッシュを詰めろと提案する。限は良守、時音の声も聞こえなくなる事を心配するが、良守は自分たちを信じろと限を納得させる。
 3人は作戦を実行に移し、亜十羅は声も掛け合わずにお互いを信頼して動く3人に驚く。そして残り10秒になった時、限は猛スピードで良守に突進。そのまま限は良守を抱え、亜十羅に向かって放り投げる。だが、良守が亜十羅を抱えようとした瞬間にタイムアップ。良守が掴んだのは亜十羅が付けていたバンダナだけだった。良守、時音、限は悔しがるが、バンダナを取られた亜十羅は少しだけ捕まったと言って3人に合格を告げる。
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2007/08/06 放送
第三十一話「志々尾驚きの経歴」

 正守は限の経歴を良守に語り始める…。限は妖混じりとして生まれたため、家族や周囲に溶け込めなかったが、ただ1人、姉の涼(りょう)だけは別だった。涼は限をかわいがり、限が友人を殴った時は一緒に相手の家まで謝りに行った。だが、限はその友人を大ケガさせる事件を起こし、父親はある団体に限を引き取って貰う事を決断。父親が考えた末に出した決断だったため、涼もそれを受け入れる。その時、限は10歳だった。
 話を聞いた限は家を飛び出し、翡葉がその様子を携帯で正守に報告。限を引き取る団体は夜行だった。涼が守ってくれなかった事にショックを受けた限は、森で暴れ回り、制止しようとする翡葉を振り切る。この後、涼は森の中にいた限に謝罪し、どこにも連れて行かないと約束。だが、興奮した限は近づいてきた涼に爪を振り下ろしてしまう。駆け付けた正守は救護班を手配して限の後を追う。限は声をかけてきた正守に攻撃を仕掛ける。

 正守は肩に傷を負うが、絶界を発動して限は閃光に包まれる…。夜行の屋敷で目覚めた限は、自分の体につけられた炎縄印に気付く。この炎縄印は正守がつけたもの。正守は力を解放しようとすると体中が炎で焼けるような痛みが走ると限に説明する。続けて、正守は涼が一命をとりとめた事を限に伝え、力の使い方を訓練する事を命じる。夜行の面々は限を温かく迎え入れ、花島亜十羅(はなしまあとら)が限の指導役を務める事に。
 だが、亜十羅の何気ない一言に反応した限は部屋を飛び出す。正守が後を追って叱りつけると、限は変身し始める。だが、燃え上がる炎縄印の苦痛に変身を断念。その後も限は自分を制御できない事が時々あったが、正守は周囲の反対を押し切って限を烏森に派遣。良守なら限とうまくやれると考えたのだ…。良守は限の過去を知って動揺する。
 この後、正守は夜行に戻る事に。そして、夜の烏森学園。良守が時音に限の過去を話した直後、限が姿を現す。良守が過去の事を聞いたと伝えると、限はその場を去ろうとする。そして2人は言い争いを始め、激しいケンカに発展。限に攻撃される中、良守はお前が必要だと訴える。その時、翡葉が限の残留が決定した事を伝えるためにやってくる。限が礼を言うと、翡葉は正守が残留を決めた事を明かす。良守と時音は限の残留に大喜びする。
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