2007/07/30 放送
第三十話「烏森の適任者

 翡葉は代わりの結界師補佐が派遣されると良守、時音に伝えて去っていく。限はアパートに戻って補佐役に任命された時の事を振り返る…。夜行の仲間は限が補佐役に任命された事に不満を持ち、すぐに失敗すると陰口を叩く。自信を無くした限が1人でいると、正守が現れる。限は完全変化しないように自分をコントロールする自信がないと正守に弱音を吐く。その時、正守からお前を選んだ俺を信じろと励まされた事を限は思い出す…。
 翌日、昼の烏森学園。良守は廊下で限を見かけて声をかけるが、限は無視して素通りしていく。良守は限の態度にショックを受ける。そして夜の烏森学園。良守はいつもより早く学園に向かうが、限は姿を現さない。良守と時音が限について話していると、そこに妖のはぜむくりが出現。良守はのろい動きのはぜむくりを結界で囲もうとする。すると、はぜむくりは体を分解させ、無数のむくり玉に変化する。

 むくり玉は素早い動きで弾け飛びながら良守らに攻撃を仕掛ける。斑尾は急所の頭を狙えとアドバイスするが、良守はむくり玉の素早い動きに手こずり、触角のある頭を何とか判別したものの結界は空振り。そこに限が現れ、むくり玉の頭を一撃で仕留める。限は解任まで補佐役を務める事を告げると、呼び止める良守を無視して帰ってしまう。時音は出会った頃の素っ気ない限に戻ってしまった事に落胆する。
 校舎の裏では、翡葉が正守に限の様子を携帯で報告。正守は監視を続けるように翡葉に指示して電話を切る。式神が学園を修復する間、良守と時音は限について話し合う。そして良守は限の事を正守に聞こうと思い立つ。帰宅後、良守は正守の携帯に連絡するが繋がらない。その時、良守は背後から声をかけられる。そこには帰宅したばかりの正守がいた。
 皆で夕食を食べた後、正守は繁守の部屋へ向かう。繁守は裏会に深入りするなという忠告を守らず、裏会の幹部になった正守に憤怒。すると、正守は烏森を守るためだと主張する。この後、良守は限が解任されるかを正守に訊ねる。正守がお茶を濁すと、良守は助けてくれた借りを返す前に解任されては困ると訴える。さらに、良守は翡葉が話そうとしていた限の過去を正守に問い質す。正守は限が実の姉を殺しかけた事を良守に明かす。
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2007/07/23 放送
第二十九話「呪力封じの魔方陣

 魔方陣の上空へ逃げた時音は灰泉らを結界で囲む。滅する事はできないが、その間に良守も魔方陣から脱出。この後、本当の姿を露わにした茶南は呪力封じの立方体を飛ばして攻撃を仕掛ける。その時、傷を負った限が現れて2人を助ける。捕まっていた限も逃げる事に成功したのだ。限は波緑に攻撃を仕掛けるが、屋上から降りてきた火黒がそれを阻止する。火黒は限の肩の傷口を攻撃。そして、火黒がその場を離れると、限もその後を追う。

 灰泉は下の口から煙幕、上の口から液体を散布。良守は結界で身を守るが、液体は結界を溶かしていく。この後、良守は時音が身を隠している立方体の下に避難。だが、茶南の指示の下、灰泉らは容赦ない攻撃を行う。校舎脇では火黒の攻撃が限を命中。限はその場に倒れ込むが、余裕の火黒は止めを刺さずに屋上へ戻っていく。灰泉らの執拗な攻撃は続き、窮地に追い込まれた時音は良守にある作戦を提案する。
 その直後、時音らは三重の塔のような結界を作る作戦を実行。そして時音は槍状の結界で灰泉の体を貫き、良守が結界で囲んで滅する。勢いづいた良守は波緑も滅する。一方、校舎脇では、限が立ち上がり、すごい邪気を立ち上らせる。結界の塔の上に立つ良守と時音が上空の茶南の様子を窺っていると、煙幕の中から赤亜の触手が時音の足に伸びる。時音は煙幕の中に引きずり込まれてしまう。怒りに満ちた限は獣のような姿になり、屋上の火黒を睨み付ける。その時、翡葉のナイフが限の背中に突き刺さり、限は意識を失う。
 赤亜は触手で時音を縛り付けて人質に。茶南は刃物のような翼を時音の喉元に運び、降伏しろと良守に迫る。すると、怒った良守は無意識のまま絶界を発動し、茶南らに歩み寄る。その時、火黒が茶南と赤亜を殺害。火黒は女性を人質にとる卑怯な行為が許せなかったのだ。余裕の火黒は良守の実力を認め、敢えて戦わずに烏森を去っていく。良守は時音の首にできた傷を見て、自分に責任があると感じて謝罪する。
 この後、2人の前に限を抱えた翡葉が現れる。翡葉は夜行に所属している事を明かし、限が禁を破ろうとしたために眠らせたと説明。禁を破った事を上に報告すれば、限は解任されるという。限は自分の過去について話し始めた翡葉の言葉を遮り、寂しそうにその場を去っていく。
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2007/07/09 放送
第二十八話「黒芒楼の宣戦布告」

 朝、良守の部屋に母、守美子(すみこ)の式神鳥が伝言を持って現れる。驚いた良守は居間に集まる皆に報告するが、繁守、修史、利守の所にも守美子の式神は来ていた。良守は烏森に来る大きな敵に慌てずに対処しなさいと守美子に注意を促されたという。伝言には正守との協力を促す内容も書かれていたが、良守はその意見には反発。良守は裏会よりも雪村家と協力しようと提案するが、繁守は400年の溝は簡単に埋まらないと怒り出す。
 黒芒楼では、藍緋が新作の人皮が完成した事を白に報告。白は部下を使って人皮を試せと藍緋に命令する。すぐに藍緋は研究室に戻り、灰泉(はいぜん)ら自分の部下4人に新作の人皮を着せる。火黒は人間の姿にはしゃぐ灰泉らを冷ややかに見つめる。火黒は結界師にハンデと与えると言って、新作に比べて動きが鈍くなる旧タイプの人皮を敢えて被る。

 昼の烏森学園。良守が給水塔の上で時音と仲が良かった頃を回想してニヤついていると、限が現れる。その頃、人皮で気配を消した火黒、灰泉、茶南(さなん)、波緑(はろく)、赤亜(せきあ)は学園に乗り込んで放送室へ。火黒は校内放送を使って自分たちが黒芒楼だと名乗り、放送に気付いた良守と限は急いで放送室へ向かう。火黒は真夜中に話し合おうと良守らにメッセージを送って放送室を後に。良守らは立ち去る火黒らを黙って見送る。
 夜、良守と時音、限が気を引き締めて烏森学園に向かうと、火黒らは森の近くで机と椅子を並べていた。声をかける良守に対し、火黒は話し合いの場を作っていると説明。良守が席に着く事を拒むと、茶南は烏森を大人しく受け渡してほしいと一方的に要求してくる。良守がこの要求を拒否すると、説得しても無駄と判断した火黒は限に攻撃を仕掛けてくる。限も火黒に迫っていくが、両者がすれ違った次の瞬間、限の肩から血が噴き上がる。
 良守と時音は限が一瞬にしてやられて愕然となる。さらに火黒は斑尾と白尾にも攻撃を仕掛け、後は仲間に任せて屋上へと移動。この後、良守と時音は茶南らに呪力封じの魔方陣に誘い込まれ、結界術が使えなくなってしまう。時音は自分に注意を引きつけ、良守を脱出させようとする。だが、良守はその作戦を拒否して攻撃を仕掛けられる時音を助ける。代わりに良守は別の作戦を時音に伝え、時音を上空へと放り投げる…。
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2007/07/02 放送
第二十七話「最高幹部十二人会」

 正守は喫茶店に夜未を呼び寄せ、自分が裏会の幹部入りする情報を漏らした人物の情報を聞き出す。さらに正守はその人物のバックにいる幹部の情報も集めろと夜未に指示する。烏森学園では、良守が教師の黒須(くろす)に憑依した黒猫の霊に気付き、対処法を思案する。そして正守は裏会最高幹部、十二人会の面々が集まる本部広間へ。正守は幹部たちにあいさつして会員証を意味する七番札を入手。正守は十二人会の第七客に就任したのだ。

 黒猫の霊は放っておくと烏森の力で妖になってしまうため、良守は霊が黒須に執着する理由を聞き出して解決しようと考える。早速、良守は廊下で黒須に声をかけ、猫の事を訊ねる。しかし、黒須は猫を飼った事がないという。そこに通りかかった限はいきなり黒猫の霊を狩ろうとする。良守はそれを制止して限を校舎裏に連れて行く。
霊はすぐに消すべきだと主張する限と最善の方法を考える良守は口論になる。そこにやってきた時音は2人の意見を聞き、限が正しい事を認める。だが、時音は結界師である自分たちに任せて欲しいと限を諭す。早速、良守は職員室に行き、黒須に猫の事を訊ねる。すると、黒須は学園に出入りしていた黒猫の事を思い出して語り始める。黒須が見かける度に褒めてあげると黒猫は少しずつ懐いたようだが、最近は見かけていないという。
 その頃、繁守は松戸邸に呼び出される。松戸は監視者が残した腕の一部の調査結果を繁守に報告。この時、繁守は正守が裏会の最年少幹部に就任した事を初めて知る。この後、黒須は教師の青木(あおき)から黒猫が学校の前で車に跳ねられ、死んだ事を知らされる。黒須は黒猫と出会った芝生の所へ行き、黒猫との思い出を回想する。
そして、黒須は芝生で黒猫の置き土産らしきスズメの死骸を発見。黒須が黒猫を褒めるように独り言を呟くと、黒猫は満足して静かに成仏していく。良守は何もせずに済んだ事に安堵する。裏会の本部では、扇一郎(おうぎいちろう)が烏森の件を正守に一任して十二人会は解散。正守は化け物のような十二人会の面々に嫌悪感を抱き、烏森の地に連中を近づけないため、問題をぬかりなく片づける事を心に誓う…。
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2007/06/25 放送
第二十六話「良守がいない夜」

 黒芒楼では、統括の白を中心に藍緋(あいひ)、紫遠(しおん)、牙銀(がぎん)、江朱(こうしゅ)、壁闇(へきあん)という幹部6人が会議を開く。白は研究部の藍緋に新タイプの人皮の完成を急がせる。そして皆の中心には姫の姿が…。夜の烏森学園では、限と時音ばかりが妖を退治し、良守は斑尾から嫌味を言われる。その時、プールサイドに大きな妖が出現。良守は真っ先に妖を見つけて滅するが、その際にプールへ落下してずぶ濡れになる。
 翌日、良守は風邪を引いて学校を休む。黒芒楼の研究室では、藍緋が部下の緋水(ひすい)に頼まれ、旧タイプの人皮を被せる。そこに現れた火黒(かぐろ)は緋水をバカにし、緋水は手柄を取って見返すため、勝手に烏森へ向かう。昼間の烏森学園では、限が姿を見せない良守の様子を窺いに教室へ。百合奈は良守が休んでいる事を限に教える。この後、百合奈は危険な人物が良守を訪ねてきたと時音に相談。限の事だと気付いた時音は心配ないと百合奈を安心させる。この時、時音は良守が学校を休んでいる事を初めて知る。

  その夜、良守は烏森学園の警護も休む。代わりに気合が入った繁守が学園に現れ、時音は呆気に取られる。そこに人皮を被った緋水が出現。時音は緋水が黒芒楼から来たと察し、人と変わらない姿に驚く。そして、緋水の被っていた人皮が溶け、本来の凶暴な姿が露になると、繁守は攻撃しようとする。だが、繁守は頭上で印を結んだ瞬間に腰を痛めてしまい、時音と限だけで戦う事に。緋水は口から強酸性の弾を吐いて時音らに攻撃を仕掛ける。
 限は背後から飛び掛り、緋水の体をバラバラに切り裂く。しかし、緋水は破片から元の体に再生。限はもう一度、緋水を切り裂くが、また体は再生してしまう。繁守はその様子を木陰から眺める。実は、繁守は腰を痛めていなかった。繁守は自分に頼らず、時音たちだけの力で烏森を守ってほしいと考え、腰を痛めた芝居を打ったのだ。
 続いて、時音が結界で囲もうとすると、緋水は自ら体をバラバラに。そして、緋水は滅せられなかった破片から体を再生する。今度は、全ての破片を結界で囲んで滅する時音。だが、見落とした小さな破片から緋水は再生し、背後から時音に迫る。危険を感じた繁守が時音を助けようとしたその時、心配して駆けつけた良守が緋水を結界で囲んで滅する。
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