大阪を拠点とし、東京にも事務所を持つ弁護士法人梅ヶ枝中央法律事務所のパートナー弁護士。
大学時代は剣道に打ち込み、卒業後、一般企業に就職。
法務部員として勤務し、アメリカ駐在中に司法試験に合格、弁護士となる。
企業の国内外の案件や企業再生案件を取り扱うほか、離婚事件などの市民事件にも積極的に取り組んでいる。座右の銘は「あきらめなければ必ず道は開ける」。
京都大学出身。京都市在住。
大阪を拠点とし、東京にも事務所を持つ弁護士法人梅ヶ枝中央法律事務所のパートナー弁護士。
大学時代は剣道に打ち込み、卒業後、一般企業に就職。
法務部員として勤務し、アメリカ駐在中に司法試験に合格、弁護士となる。
企業の国内外の案件や企業再生案件を取り扱うほか、離婚事件などの市民事件にも積極的に
取り組んでいる。
座右の銘は「あきらめなければ必ず道は開ける」。
京都大学出身。京都市在住。
みなさんこんにちは。
今回は親権が問題となりました。
離婚する夫婦に未成年の子供がいる場合、親権者を決めなければなりません。
親権とは、親が未成年の子に対して有する親としての権利義務のことです。
それは、
① 子の心身の成長のための教育及び養育を行う権利義務(身上監護)
② 子の財産を管理する権利義務(財産保護)
で構成されています。
審判や裁判における親権指定の判断基準は、どちらに親権を与えるのが「子の利益」になるかどうかです。
具体的には、
親側の事情として、
・ 監護体制の優劣(経済状態、居住環境、家庭環境、教育環境)
・ 子に対する愛情、監護意思
・ 心身の健全性
子側の事情として、
・ 子の年齢、心身の状況
・ 環境の継続性
・ 子の意思
などが考慮されます。
ドラマでは、子供達の年齢が低いこと、母親の方が父親よりも収入があることなどからして、当初は母親が親権者にふさわしいようにも見えました。
しかし、実は、母親の再婚相手が経済的に破たんしており、また、その再婚相手が前妻や子供に暴力を振るっていたことがわかり、最終的には父親が親権をとることができました。
子供思いのお父さんだったので、よかったですよね。
ですが、子供の取りあいにより、子供達は傷ついていましたね。
離婚に際しての親権や面接交渉の協議の場面では、子供のことよりも、親の感情が前面に出てしまうことがあります。
離婚はやむを得ないにしても、何が「子の利益」にとってベストなのかを考えて、お互い冷静に話しあうべきなのでしょうね。
次回もお楽しみに。