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2016 07.13

黒田有彩×ハッカテン「近い将来の”当たり前”を、一足先に楽しめる番組」

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最先端テクノロジーとオープンイノベーションをテーマとした読売テレビのスペシャル番組『ハッカテン』。今夏のシーズン2放送に合わせ、当サイトでは3月〜4月にOAされた前回の「ハッカテン」のキーパーソン達へのインタビューを敢行。

初回は、前回の「ハッカテン」で、様々なスタートアップ企業へのロケのリポーターを務め、今夏の放送にも引き続き出演する、タレント・黒田有彩さんが登場。

お茶の水女子大学理学部物理学科卒、そして宇宙飛行士を目指しているという、”理系””宇宙“といった点に強みを持つ黒田さんが、「ハッカテン」で様々なテクノロジーに出会って感じたこととは。

テクノロジーに詳しい方から、そうでない方まで、一緒に楽しめる番組

ー「ハッカテン」のロケに行って印象に残ったプロダクトはありますか?そして、どういうところが印象に残りましたか?

壁や天井などどこでもスクリーンになる、自走するプロジェクターロボットの「Tipron」が印象に残っています。天井がスクリーンになって、ベッドに寝転びながら映画などを観られたら最高だなぁと思っていたので「これ欲しいです」と取材のときにもずっと言っていました。

また、「Tipron」のすごいところは、プロジェクターとして稼働している際はワンちゃんのような愛らしい出で立ちなのですが、その仕事を終えると変形してコンパクトになり存在を消せるところ。開発者のCerevo(代表取締役)岩佐琢磨さんがおっしゃっていたのは、「何をしているときもロボットから“見られて”いたら少しうざったく思えてくるけれど、自ら存在を消すというその謙虚さに、さらに愛おしさが増すということ。プロジェクターとしての機能だけにとどまらない「Tipron」の可能性に興味がわきました。

ー関西のテレビ局である読売テレビが、「ハッカテン」という番組にチャレンジすることへの意義については、どのように感じていますか?

私の地元は兵庫県。18歳のとき大学進学で上京し、現在も東京を中心に活動をしていますが、関西の「元気さ」「明るさ」というのは東京にいても感じています。地元・関西が元気になれば、日本も元気になりそうだし、一見堅く難しく思えるテクノロジーの話も、関西のテレビだとやわらかく面白くなりそう。新しい試みだからこそ、その化学変化を「ハッカテン」という番組が体現してくれそうな期待がありますよね。テクノロジーに詳しい方から、そうでない方まで、一緒に楽しめる番組になるのではないでしょうか。

ー「こんなロケや企画をしてみたい」など、「ハッカテン」に期待していることはありますか?

最近、スマートフォンのアプリを調べていると、数式にかざすとその場で解答が分かるカメラ計算機や、空にかざすと星座だけでなく惑星の動きや彗星の動きを教えてくれるアプリなど、理系の血が騒ぐ便利なアプリがたくさん登場していることを知りました。それと同時に、便利さの中にどんな仕組みがあるのか、どんなブラックボックスがあるのかも気になったのです。

開発された方を直撃して、その裏側がどうなっているのか、さらにそこで使われている技術が今後どんなふうに応用していけるかを、自分の目で取材してみたいです。

また、前回の「ハッカテン」を通じてIoTに興味を持ちました。元々DIYなど、ものを作るのが好きなので、自分の家をハックする、という企画もやってみたいです。

ー視聴者の方へ見所を教えてください。

新しいプロダクト、サービス。「こういうものがあったらいいな」と思うものが、テクノロジーによってどんどん生み出されています。近い将来当たり前になっているかもしれないその新しい世界を、一足先に楽しんでいただけたらと思います。

いち出演者としても、この番組が”発火点”になった

ー黒田さんご自身も、「ハッカテン」出演以降、活躍の場を広げていますよね。この番組がきっかけで、どのように広がっていったのでしょうか?

私は現在フリーで活動しているのですが、「ハッカテン」の取材を通じて、スタートアップ企業の方々との出会いがあり、アイデアを形にできる瞬発力やスピードに驚かされ、仕事をする環境の選択の仕方に共感できる部分がたくさんあり、勇気づけられました。

その後、「ハッカテン」に出演させていただいたことをきっかけに、日本テレビ「SENSORS」でのウェブ連載が始まることになりました。ここでは宇宙に関するテクノロジー・エンターテインメントをテーマに、取材に行かせていただいています。その取材のたび新しい世界を知り、素敵な方々に出会い、またその出会いがさらに新しい出会いを生み、宇宙が膨張しているように自分の世界も広がっています。さらには、そこからドローンに関するイベントでのMCや、JAXAの機関誌での取材の機会を頂くなど、私にとって新しい世界である”テクノロジー”、 私がもともと興味のある”宇宙”を中心に、仕事の幅が広がっています。まさに「ハッカテン」が、私にとっても発火点でした。

ー「ハッカテン」新シリーズスタートにあたり、抱負をお願いします。

ものが燃えるとき必要なものは、可燃物と酸素と熱源です。ライターなどで火をつけなくても、可燃物を熱するとある温度で自然と発火する、その温度が発火点です。可燃物はみなさん自身で、酸素はその環境というところでしょうか。熱源が番組とすると、私が貢献できるのは、番組を通じて、視聴者のみなさんの興味の温度を上げること。まずは自分がその世界を知り、面白さを肌で感じ、そしてそのワクワクを届けたいと思います。

黒田有彩
タレント

1987年生・お茶の水女子大学理学部物理学科卒。中学時代のNASA訪問をきっかけに宇宙に魅せられ、宇宙飛行士になることを目標とする"宇宙女子"。NHK Eテレ「高校講座 物理基礎」MC、日本テレビ「SENSORS」Webでの宇宙に関する連載、数々の宇宙に関連する番組への出演など、活躍の幅を広げている。「宇宙女子」(2015年・集英社インターナショナル)共著。

Twitter:@KUROARI_RTTS
Instagram:@arisakuroda

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