Story ストーリー

第7話

第7話 2016年5月26日(木)よる11:59 OA

  ドクターカーに出動要請が入る。50代男性、ジョギング中に倒れ意識不明!!待機所から飛び出す天童一花(剛力彩芽)、弥生(久保田磨希)、岡村(伊東孝明)、権藤(遠藤雄弥)。向かっている途中、男性は意識が回復、ただの脳震盪と思われるとの情報が入る。その時、新たに出動要請が。20代男性が海で溺れた模様、現在呼吸なし。どちらに行けば……と悩む一花。すると、雑務でドクターカーに乗車しなかった朝城勇介(中村俊介)が指令室から「ぐずぐずするな!海岸に行け!たかが脳震盪くらいで」と指示。それに従い海岸へ向かうドクターカー。

  海岸に着くと海で溺れた男性は仲間達の人工呼吸により意識が回復していた。診察の結果、異常は無い模様。すると指令室より、さっきの脳震盪の男性が病院に搬送直後、容体が急変したと連絡が入る。

  急ぎ病院に戻る一花たち。脳震盪と思われていた男性が急性硬膜下血腫と即座に判断した一花の応急処置と紗那(笛木優子)の手術により男性は一命をとりとめた。しかし気に入らない勇介は、自分が指示したことを棚に上げ、現場での選択ミスだと一花を責める。落ち込む一花。

  翌日、急性硬膜化血腫だった男性が、社員全員の健康診断を朝城総合病院に依頼している会社の総務部長だと聞き慌てる勇介。しかも、男性はドクターカーが駆けつけなかったことに憤慨し病院との取引をやめると言い出していた。急ぎ謝罪する勇介だが、男性の怒りは収まらない。大口取引がなくなり大きな損害が出ることを一花一人の責任にしようとする勇介。理事長の朝城涼子(かたせ梨乃)に「天童先生は無断でドクターカーの現場を選定し、許されざる一線を飛び越えてしまいました」と報告。一花とドクターカーを排除しようとする。しかし涼子は「天童先生はドクターカー乗務を続けて下さい」と返答。しかも、今後ドクターカーに起こる一切の権限と責任を一花に与えたのだ。予想外の展開に驚く一花。一方、怒りが収まらない勇介。

  その後、ドクターカー待機所でねちねちと一花を責める勇介。見ていられなくなった弥生は、思わず一花を庇う。すると勇介の怒りの矛先が弥生へ…。そして勇介の口から、弥生の衝撃的な過去が語られる。どうしても信じられない一花は、一人寂しく帰る弥生の後を追うが…。

  翌日、ドクターカー待機所の電話が鳴る。電話は地元の後援会との食事会に行っているはずの勇介からだった。レストランで居合わせた男性が意識障害を起こし倒れたのだと言う。「早く来いッ!」と指示を出す勇介。急ぎ勇介のいる現場にドクターカーで向かう一花たち。その時!?……別の出動要請が入る。40代前半の男性、キャッチボールでボールを投げた後、激痛で動けない模様。脱臼か?しかし目撃者の話や既往歴から「くも膜下出血」の可能性も捨て切れない…。どちらに行くべきか悩む一花。後援会の視線を背に「まさか、僕に恥をかかせる気じゃないだろうな!?」と急かす勇介。そして……。

  果たして一花は、どちらの現場へ向かうべきか!?出した答は??

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