Story ストーリー

第4話

第4話 2016年5月5日(木)よる11:59 OA

  ドクターカーに出動要請が入る。「××町のアパートにおいて5歳男児、突然の呼吸困難で意識不明!」待機所を飛び出す天童一花(剛力彩芽)、朝城勇介(中村俊介)、弥生(久保田麿希)、岡村(伊東孝明)、権藤(遠藤雄弥)。

  アパートに到着する一花。すると「っるさいな」と迷惑そうに男児の母親・佐藤レイナ(水沢エレナ)が出てきた。通報では「意識不明」だったはずの息子・佐藤祐希(盛永晶月)はスヤスヤと眠っている。いたずら通報かと決めつける勇介に、「さっきはじんましんが出て息もできない状態だった」と反論するレイナ。それを聞いた一花は祐希のアレルギーを疑うのだが、レイナは「息子にアレルギーは無いから」と聞く耳を持たない。更に「往診料がかかるドクターカーは高すぎる」と言い、一花達は祐希の診察をさせてもらえないまま追い返されてしまう。そんなシングルマザーのレイナの暮らしぶりを非難する勇介。だが、一花はドクターカーの認知度が低いことが気になっていた。

  翌日、待機所で勇介達にドクターカーのことをもっとみんなに知ってもらいたいと昨晩作ったドクターカーのチラシを見せる一花。そして、大勢の前でドクターカーを紹介することを提案するのだが、勇介から宣伝効果が無いことを理由に反対されてしまう。しかし、そこにやって来た院長の田所(木下ほうか)は何故か賛成、一花がプランを練る事に。やる気に満ちる一花。だが、そこには、田所の別の思惑があり……。

  数日後、夜間保育中に再び体調を崩した祐希が病院に運ばれて来る。パチンコ店の制服姿のレイナが付き添う。祐希は、呼吸困難に陥り、顔や腕にはじんましんが出ていた。そんな祐希を見た勇介はレイナに「子供は母親を選べない」と嫌みを言う。紗那(笛木優子)の祐希への診断は、重度のアレルギー。だがレイナは検査料がかかるならとアレルギー検査を受けず祐希を連れて帰ってしまう。そのことを聞いた一花は、レイナの家を訪ね、祐希の検査を勧めるのだが、息子にアレルギーが無いことは自分が一番分かっている、ダメな母親扱いするなと拒否されてしまう。更に祐希と同じ保育園に息子の一太郎(横山歩)を通わす一花に対し、「保育園の行事に全く来ない一花より自分の方がちゃんと母親をやっている」と非難する。傷つく一花。

  更に数日後、一花が作成したドクターカー発表会の提案書をもとに、ドクターカーの記者会見が行われることになる。しかし、取材日は一花の休みの日で一太郎の遠足に一緒に行くと約束した日だった。勇介が、一花が当日記者会見に来られないように、わざとその日に取材を設定したのだ。

  一太郎と約束した遠足に行くべきかドクターカーの記者会見にいくべきか母親として思い悩む一花。一花が出した結論は…。

  そんな遠足(とドクターカー記者会見)の当日、シングルマザーの子供・祐希に重篤な発作が起きる…。 医者として、母親として、一花は困難を乗り越えられるのか!?

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