ストーリー

18時限目
8月8日(土)
ゲーマーのプライド

  鑑はカードゲームの大会で優勝し、レアカードの伝説のグロリアス・ドラゴンを手に入れる。鑑はこのレアカードを学校に持って行ってマキナに没収される。帰宅したマキナは元気がない弟の一也を心配。一也はクラスメイトのケンジにカードゲームで完敗して元気がないのだ。夕食後、マキナは没収したカードを持ち帰ってしまった事に気付く。一也はそのカードに目を輝かせ、それがあればケンジに勝てると考える。一也はそのカードが欲しいと頼むが、マキナは明日返すから無理だと断る。

  翌朝、マキナはカードがない事に気付き、一也がカードを持って登校したと察する。この後、鑑は生徒会室を訪ね、カードを返して欲しいと頭を下げる。だが、マキナは返す事ができないと鑑を追い返す。怒りが収まらない鑑は隣のクラスの男子生徒、小田原から恋のキュービッドになって欲しいと声をかけられる。女子と話すと頭に血が上ってしまう小田原は自分の代わりに好きな女子に告白して欲しいと鑑に頼む。鑑は断ろうとするが、小田原の好きな女子がマキナと知って引き受ける事に。

  鑑は自分が告白して付き合えるようになっても問題は解決しないと力説。そして鑑は女子と話しても大丈夫な耐性をつけろと小田原を教え、女子の格好をした光太郎を紹介する。鑑は光太郎の髪型をマキナと同じ変則ツインテールに変えると、バーチャル・マキナとして光太郎とデートしろと小田原に命じる。鑑は昼休みにマキナ言動予測ソフト、シム・マキナをプログラムしていた。鑑はこのソフトが予測したマキナの言動を光太郎に指示。光太郎は指示通りに動いてマキナを演じる事に。

  一也はもう一度バトルして欲しいとケンジに頼み、秘策があると言ってレアカードを見せる。すると、ケンジは負けたらカードを取られる真剣勝負ならバトルすると条件を出す。一也は引っ込みがつかなくなって条件を飲むが…。高圧的な態度をとるバーチャル・マキナの光太郎とデートをする小田原は最後に告白のシミュレーションをする事に。鑑が告白の瞬間を見守っていると背後から声をかけられる。背後にいたのはマキナだった。デートのシミュレーションがバレた鑑は怒られると思ってビビるが、マキナは今日のところはお願いを聞いてくれたら許してあげると意外な態度をとる。

  この後、マキナは鑑、一也と喫茶店へ移動する。マキナはレアカードの伝説のグロリアス・ドラゴンを取られた事を打ち明け、一也は泣きながら鑑に謝罪する。マキナはケンジとバトルして、一也が取り上げられたレアカードを取り返して欲しいと仇討ちを鑑にお願いする。だが、鑑ははっきりと断り、人に頼らず、自分でカードを取り返せと一也に言い放つ。そして、鑑はゲームで負けた借りはゲームで返すのがゲーマーのプライドだと諭し、一也を強くするため、特訓の授業を開始する…。

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