ストーリー

4時限目
4月25日(土)
メイドの品格

 鑑は柊学園の前に分校の銀杏学園の教師になってほしいと柊学園の理事長、柊暦から言われる。鑑と暦が銀杏学園の校門にやってくると、そこでは生徒会長の桃園マキナがを待っていた。鑑は教師になるつもりがないと意思表示。そこに今日学校を退学になった式島切子が通りかかる。切子はメイドカフェで隠れてバイトをして退学になったという。切子の事を聞いた鑑は彼女の退学を取り消せと訴える。マキナがそんな事を言う権利はないと言い放つと、鑑は今からこの学園の教師だと権利を主張する。

 鑑はメイドの品格がわからないマキナに切子を退学にする権利はないと訴え、最初の授業としてメイドの品格を教える事に。この後、鑑は切子のバイト先である秋葉原のメイドカフェに暦、マキナ、純音を連れて行く。鑑は一ヶ月で50回も“帰宅”した記録を持つこのカフェのプラチナ会員だった。鑑は馴染みの店長、北山みなみにマキナを1日バイトさせて欲しいと頼み、マキナは純音と共にメイドとして働く事に。

 鑑は普通にポテトを運んでくるマキナに美味しくなる魔法がかかってないとダメ出し。切子が手本を見せるが、マキナは恥ずかしがって同じ事ができない。鑑はそんなマキナに対し、自分ができない事をできる人間を退学処分にするのはどんな気分だと問いかける。切子はいつまでも緊張が解けないマキナにリラックスしてとアドバイス。そして切子はこのお店にはルールがなく、ご主人様に喜んでもらうためなら何をやってもイイと教える。

 この後、マキナは徐々に仕事に慣れてくるが、鑑はわかったような気になるなと釘を刺す。ご主人様は十人十色。鑑はそれぞれのご主人様が求める接客をしなければならないと説く。メイドの仕事は奥が深く、鑑はお前にどこまでやれるんだとマキナを挑発。マキナはとことんやってやるとムキになる。お店の営業終了後、鑑はメイドの品格についてマキナに質問。この日学んだ事を答えるマキナだったが、鑑はまだその答えでは50点と厳しく言い放つ。

 体験してメイドの良さは理解したが、世間の認識は低いのが現実と考えるマキナ。学園のイメージと秩序を守るため、マキナは切子の退学を撤回する気が全くなかった。すると、鑑はまだ授業が終わっていない事を伝え、世間の認識を変えてやると宣言。鑑は切子とマキナをある場所へと案内する。最初に会った時から切子の別の顔に気付いていた鑑。これから始まる授業は自分の正体を隠している切子にとっても大事な授業だった…。

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