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#962

毛利小五郎大講演会(前編)

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 小五郎、コナン、蘭は打ち合わせのために弁護士の妃英理と会う。明日開催されるHISHIDAホールのリニューアルを記念した小五郎の講演。英理は後半のトークイベントに参加するのだ。帰り際、英理はファイルの一部を落とし、コナンは拾うのを手伝う。そのファイルは大学教授の殺害事件の新聞記事だった。翌日、講演前の小五郎が景気づけにワインを飲んでいると、ホールのオーナーの菱田順子(ひしだじゅんこ)、支配人の氏森勇作(うじもりゆうさく)が楽屋まであいさつに来る。

 続けて、イベント会社社長の角筈直也(つのはずなおや)がスタッフの甘木康介(あまぎこうすけ)、古井紀保(ふるいきほ)、筑波芽衣(つくばめい)を連れて小五郎の楽屋に現れる。さらにトークイベントに参加する警備会社社長の月野木英樹(つきのぎひでき)、俳優の猪越健一郎(いのこしけんいちろう)も楽屋を訪問。その時、ロビーの方から元支配人の冷泉茂吉(れいぜいもきち)の大声が聞こえてくる。

 先代の時代遅れの経営理念を一新し、同時に冷泉との契約を打ち切った順子。冷泉はステッキを順子に突き付けて激怒していた。この時、冷泉を止めようとした猪越と月野木が言い争いになり、灰原は2人には何か因縁があると察する。講演20分前、歩美、元太、光彦、灰原はサッカーを観戦するためにホールの出口に集まる。灰原は姿を見せないコナンを呼びに行き、歩美たちは先に出発する事に。灰原はコナンがいる小五郎の楽屋を訪れる。コナンと蘭は酔ってうたた寝をする小五郎に呆れていた。

 その時、猪越の楽屋の方から紀保の悲鳴が聞こえてくる。コナンたちが駆け付けると、猪越の楽屋のドアの隙間から血が流れていた。ドアは内側に5センチほど開いて動かなくなり、コナンたちは中庭に行って窓から猪越の楽屋の様子を確認。コナンの予想通り、心臓付近にナイフが刺さった猪越の遺体がドアの開閉を阻んでいたのだ。コナンはこの状況から密室殺人と判断する。

 この後、目暮警部たちが捜査を開始。猪越の上着の左の胸ポケットには破損した懐中時計が入っていた。破損した部分と凶器の刃は一致していて、目暮は時計が止まっていた2時50分が犯行時刻と考える。床には遺体を椅子に座らせたままドアまで引きずった跡があった。コナンはイスの背に小さなくぼみを見つけ、密室トリックを見破る。芽衣も密室トリックに気付いていた。氏森は講演を1時間遅らせようと提案。小五郎は1時間以内に事件を解決すると意気込む。高木刑事と千葉刑事は関係者を事情聴取。犯行時刻にアリバイがなかったのは控え室に1人でいた冷泉だけだった。小五郎は冷泉が犯人だと言い放ち、ステッキを使った密室トリックを暴く。だが、そのトリックは力を使うため、芽衣は高齢の冷泉には無理だと指摘する。小五郎たちの話を聞いていた冷泉は殺害を認めるが…。

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