事件ファイル

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2017年10月14日(土)放送

第877話 「交差する運命の二人」

 目出し帽に赤いポロシャツ、ジーパン姿の鳥丸真也は奥米花の山の中腹にある大きな家で引き出しを漁り、記念コインを見つける。この時、傍らで気絶していた家主の老女、甲田由が目を覚まして泥棒と声を上げる。慌てた鳥丸は由の後頭部を殴り、再び気絶させて逃走する。山道を逃げる鳥丸は前方にいた元太を払い倒し、路面に頭を打った元太は起き上がって鳥丸を追いかける。この後、鳥丸は角を曲がった所で権野太郎に激突。2人は傍らの崖を転げ落ち、元太は2人に気付かずに駆け抜けていく。

 元太は男を探し出すため、コナン、光彦、歩美、灰原に協力を求める。コナンたちは元太を突き飛ばした名無しの権兵衛をゴン太と呼ぶ事に。崖下で目を覚ました鳥丸は気絶した権野を見て名案を思い付く。鳥丸は自分より一回り小さい権野の服に着替え、代わりに権野に自分の服を着させる。鳥丸は権野を犯人に仕立て上げようと企んだのだ。高木刑事と千葉刑事は由の家に入った強盗の行方を追っていた。

 高木たちはコナンたちと偶然会い、赤いポロシャツ、ジーパン姿の不審な男を見なかったかと訊ねる。犯人の特徴を聞いた元太はゴン太が強盗犯だと気付く。その頃、崖下の権野は意識を取り戻すが、頭を打って記憶を失っていた。権野は奥米花駅の方へ行き、記憶喪失になったと巡査に声をかける。巡査は権野の服を見て強盗犯と勘違い。権野は身に覚えがなかったが逃走し、この時、公務執行妨害罪、住居侵入罪など、色々な罪を犯す事に。コナンは巡査から話を聞き、権野の記憶喪失の原因が気になる。

 この後、コナンたちが由の家へ行くと、目暮警部が由から話を聞いていた。目暮は痕跡から強盗は2人組と考えるが、由は1人だったと証言する。高木は野次馬の中にいる氏原益蔵に気付く。氏原は借金が返せないと脅して悪事を働かせるという黒い噂がある金融業者だった。コナンたちはゴン太の足取りを辿り、崖で人が転げ落ちた跡に気付く。コナンは崖下の痕跡から、曲がり角でゴン太ともう1人が激突し、2人とも崖下に転落したと推理する。コナンは巻き添えになった人が警察に被害届を出していない点、逃げるゴン太の服のサイズが合っていなかった事から、権野とぶつかった方が強盗犯だと考える。

 コナンたちは真犯人Xを見つけるため、事件の黒幕の可能性が高い氏原に会いに行く。氏原金融があるのは米花駅前の雑居ビル。コナンはビル入口付近を清掃する清掃員の鳥丸が元太を見て表情を強張らせた事に気付き、鳥丸の顔や腕にある擦り傷に注目する。コナンたちはビルに入り、氏原を問い詰めに来た高木と会う。高木が権野の似顔絵を見せると、氏原は一瞬動揺するが、知らないと言い張る。光彦、元太、歩美は高木を廊下に引きずり出し、権野は巻き添えになった可哀そうな人だと説明。コナンは権野の似顔絵を見た時の氏原の反応、目暮の言葉を思い出し、この事件の真相に辿り着く…。