事件ファイル

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2017年9月30日(土)放送

第875話 「不思議な予知仏像」

 小五郎は不思議な仏像の謎を解くため、コナンと蘭を連れて山梨の山里にある方斗寺にやってくる。依頼したのは住職の福原栄鏡の妻、昌子と娘の由佳。本堂にある十一面観音は誰も触っていないのに勝手に横や後ろを向く事があり、仏像がそうなった後は必ず悪い事が起きるという。小五郎が仏像を見に行くと、仏像は後ろを向いていた。昌子と由佳はまた悪い事が起きるかもしれないと不安になる。

 小五郎たちは本堂から繋がる福原家の母屋へ行き、栄鏡と息子の栄全の言い争いに遭遇する。栄鏡は檀家のお金を盗んだ栄全を非難。栄全は返せばいいんだろと悪態をついて去っていく。栄鏡の跡を継ぐために本山へ修行に行ったが、一ヵ月経たない内に逃げ出した栄全。以来、栄全は仕事もせずに悪い仲間と遊び歩いているという。この後、由佳は寺で修業する和田順光をコナンたちに紹介する。

 夜、コナンたちが食事をしていると、栄鏡がやってくる。栄鏡は仏像を調べに来た小五郎の事を快く思っていなかった。栄鏡はお前たちの結婚式は6月にしたと由佳と順光に伝えて去っていく。コナンと昌子が食後に大福を食べていると、ゴーンと鐘の音が響く。由佳は本堂でお勤めしている栄鏡が戻ってこない事を心配して様子を見に行く。この後、本堂から由佳の悲鳴が聞こえてくる。コナンたちが駆け付けると、本尊前に座った栄鏡は向机に突っ伏して絶命。首筋にはナイフが突き刺さっていた。

 コナンは向机の左側にある5センチ程の押された跡に目を留める。その跡の中程には小さな切り傷があった。さらにコナンは上を見上げ、装飾が施された黄金色に輝く天蓋の左側に何か付いている事に気付く。現場に到着した山梨県警の下川刑事、林刑事は捜査を始め、由佳は午後8時の鐘が鳴るまで全員揃っていたと証言。小五郎は外部から侵入した者の犯行と考えるが、鑑識官が調べても何者かが外部から侵入した痕跡はなかった。コナンは鑑識官に頼み、天蓋を調べてもらう。天蓋の左の内側にはセロハンテープが付いていた。この後、外出していた栄全が帰宅。栄全は栄鏡が殺害されたと知って驚く。

 小五郎は栄鏡と言い争っていた栄全を犯人と疑う。だが、栄全はホステスの桜井マナミと会っていたと無実を訴える。コナンは本堂の横にある鐘楼を調べ、走り去るタヌキを目撃する。タヌキは近くの藪に住んでいて、昌子は夜になると餌をあげているという。この後、自動鐘つき機が作動して撞木が鐘をつく。続いて、コナンは藪の道へ行き、長くて細い糸を発見。糸の端には半分かじられたサラミが結びつけてあり、もう一方は藪の中に消えていた。コナンはこの糸を見て事件の真相に辿り着く。コナンはこの糸の事を小五郎に教え、小五郎は犯人が使ったトリックに気付く。小五郎は順光を犯人と特定し、観念した順光は自分が犯人と認めるが…。コナンはある事が引っかかって…。