事件ファイル

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2017年9月16日(土)放送

第873話 「コナンと平次の鵺伝説(爪跡編)」

 コナンと蘭は平次、和葉に誘われ、静岡の宿里村にやってくる。村長の殿輔は徳川埋蔵金の発掘を手伝ってもらうため、平次の他に考古学者の道貴、歴史学者の康克、小説家の史絵、ルポライターの肇を村に呼んでいた。昔、埋蔵金発掘チームの外国人エイベルが落盤事故に遭って他界。エイベルは息絶える直前、紙に「NUE(鵺)」と書き残したという。鵺は昔話に出てくる化け物で、ここは鵺伝説が残る村だった。夜、ホテル前の立て札付近が燃え、黒煙の中から2メートルはある獣が現れる。コナンと平次は獣が消えた林へ行き、絶命した康克を発見。康克の背中には獣に襲われたような爪跡が残っていた。

 肇は鵺にやられたと騒ぐが、コナンはいるはずがないと反論する。平次は焼け跡から灯油の臭いがしたと指摘。平次は犯人が康克の背中を刺した後、長い傷を加えて鵺に襲われたように見せかけたと推理する。この後、殿輔は何者かが手紙と共に手帳、現金を送ってきて、道貴、康克、史絵、肇を呼べば、埋蔵金伝説が再び盛り上がると助言してきた事を告白。送り主はホテルと部屋まで指定してきたという。

 蘭と和葉はエイベルが使用していた部屋を怖がり、道貴がその部屋に泊まると申し出る。皆は警察が来るまで各自部屋で待機し、コナンと平次、殿輔は林の所から見張る事に。コナンはホテル前の木は全て先が尖っているのに1本だけ丸く刈られている事を不思議に思い、平次は燃えた布が巻き付いた木を発見する。この後、再び不気味な鳴き声が響き渡り、コナンたちがいる草むらのあちこちから3人を囲むように炎が燃え上がる。その直後、ホテル3階左端の道貴がいる部屋から叫び声が聞こえてくる。

 コナンたちは合鍵で部屋に入り、絶命した道貴を発見。道貴の顎の下には蛇に噛まれたような2つの傷が残っていた。道貴は密室で殺害されたのだ。コナンたちは駆け付けた静岡県警の横溝参悟警部にこれまでの状況を教える。殿輔は2回目に火がついた時、雨水が頬にかかり、同時に炭酸のフタを開けたような音がしたと証言。コナンは焼け跡に丸くて白い塊が無数落ちている事に気付く。コナンと平次はこの白い塊は火がつくと推測。残りの謎は化け物のカラクリと密室の毒殺トリックだけとなる。

 コナンは道貴の部屋の真下の部屋にいた史絵を怪しいと疑う。毒針の付いた長い棒があれば犯行は可能だが、史絵は長い棒のような物を持っていなかった。道貴の部屋の横の部屋だったのは肇。窓と窓は10メートルくらい離れていたが、毒の吹き矢があれば犯行は不可能ではないと思われたが…。コナンは横から顎の下に刺す事は不可能と考える。この後、コナンと平次は蘭と和葉が世話をする老犬に目を留め、最初に鵺の鳴き声がした時、老犬が吠えていた事を思い出す。だが、老犬は化け物が現れた時は吠えていなかった。コナンたちはこの事実から事件の真相に辿り着いて…。