事件ファイル

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2017年5月20日(土)放送

第860話 「防犯システムの落とし穴」

 小五郎は三好純子から空き巣の犯人を捕まえてほしいと依頼される。この近辺では空き巣が多発していて、純子も被害者の1人だった。小五郎とコナンが純子と話していると、マンションの裏手にある駐車場から男性の悲鳴が聞こえてくる。駐車場では純子の部屋の隣りに住む北上直嗣が頭から血を流して息絶えていた。この後、現場にやってきた目暮警部は北上との関係を純子に訊ねる。純子は隣人の北上とはあいさつする程度の関係だったと答える。

 北上の死因は頭部を強打した事による脳挫傷の可能性が高く、小五郎は遺体から酒の匂いがする事から、泥酔してベランダから誤って転落死したと推理する。コナンは北上の瞼が赤く、額と両腕の内側に擦り傷がある事に注目する。北上のベルトのバックル部分は擦れて塗装が一部剥がれていた。目暮たちはマンション7階の北上の部屋、704号室を調べる事に。玄関にはダミーの防犯カメラが設置され、表札の下には警備会社のシールが貼られていた。ドアの鍵はかかってなく、小五郎はそのまま部屋に入る。

 コナンは防犯対策をしっかりしている北上が玄関の鍵をかけていなかった事に疑問を持つ。鍵入れには家の鍵とセキュリティーキーが置かれていた。リビングのテーブルには酒瓶があり、ベランダにも空の酒瓶が転がっていた。小五郎は部屋の状況から誤って転落死したという自分の推理は正しいと考える。高木刑事と千葉刑事は念のため、近隣住民に聞き込みに行き、コナンは高木についていく。

 高木とコナンは真下にある604号室を訪ね、住民の澤田良介から話を聞く。澤田は部屋にずっといたが、北上が亡くなった事は知らなかったと証言。高木は604号室のベランダを調べ、コナンは欄干に擦れたような跡がある事に気付く。そして、コナンはリビングに行き、テーブルや棚を動かした形跡も見つける。続いて、コナンがキッチンに行くと、ゴミ箱には大量の大根の切れ端、大根おろしが捨てられ、おろしは所々、茶色に汚れていた。コナンは廊下の収納棚からバッグの紐がはみ出ている事に気付く。

 この後、704号室から盗まれた純子のネックレスが見つかる。この付近で頻繁に起きていた空き巣の犯人は北上だったのだ。目暮は空き巣の犯人だった北上が酔って転落死したと考え、捜査を打ち切ろうとする。だが、コナンは事故ではないと考えていた。コナンは皆と一緒にエレベーターに乗り、光沢のあるUV塗装された壁を見て何かを閃く。そして、コナンは探偵団バッジを忘れたと理由をつけ、再び澤田の部屋に行く。コナンはリビングのソファの下でヘアピンを見つけ、今回の事件の真相に辿り着く…。