事件ファイル

事件ファイル
2017年2月25日(土)放送

 「天下一夜祭殺人事件(デジタルリマスター)」

 天下一春祭りの夜、作家の今竹智は宿泊するホテルの部屋で歯を磨いていた。そこに祭りに出掛けた作家の笹井宜一が財布を忘れたと言って戻ってくる。笹井は部屋を荒らした後、拳銃を撃って今竹を殺害。帽子、サングラス、マフラーで顔を隠した笹井は今竹の財布から紙幣を抜き取り、部屋を出ていく。コナンは小五郎、蘭と天下一春祭りの会場にいた。このお祭りは3つの山に「天」「下」「一」の3文字を順々に灯して豊作を願うものだった。最後の「一」の字が灯った時、蘭は写真を撮ってほしいと笹井に声をかけられる。使い捨てカメラを渡された蘭は言われた通り、「一」の字をバックに笹井を撮影する。

 笹井は自分が作家である事を蘭に教え、蘭は日焼けした笹井が作家と知って驚く。笹井は昔、古い友人の今竹智と組み、今井ともかずというペンネームで小説を書いていた事を明かす。笹井は今日も今竹と一緒にこっちに来たと説明。今竹が直本賞を受賞したお祝いに2人で一晩飲み明かす予定だという。この後、笹井はさらに数枚の写真を撮ってほしいと蘭に頼む。そこに埼玉県警の横溝刑事が現れ、今竹が宿泊するホテルの部屋で殺害された事を笹井に伝える。コナンたちは横溝と一緒に現場へ向かう事に。

 今竹が殺害された時刻は午後8時2、3分。銃声を聞いた宿泊客が部屋から逃げ去る若い男を目撃したという。コナンと小五郎は遺体の口もとに付いた歯磨き粉に注目。床には歯ブラシが落ちていた。小五郎は財布からお札だけ抜き取られている事、部屋が荒らされている事から物盗りの犯行と睨む。だが、横溝は物盗りに見せかけ、笹井が殺害したと疑っていた。目撃者が見たのは犯人の服装だけで、顔は見ていなかったのだ。笹井は犯行時刻の8時頃、祭りの会場にいたと身の潔白を主張する。

 小五郎は笹井と会ったのは祭りの後半だったと横溝に伝える。すると笹井は最初から祭りにいたと主張し、使い捨てカメラにアリバイが映っていると訴える。この後、使い捨てカメラの写真が現像される。撮影された写真は7枚で、その中には「天」をバックに笹井を撮影した写真もあった。「天」の字に点火されたのは8時から8時25分の間。23分以内にホテルから祭りの会場に行くのは無理だった。ホテルのフロントも7時20分に祭りに行く笹井の事をしっかり覚えていた。

 そこに連絡を受けた月刊文芸時代の山田がやってくる。今竹が連載する「剣勇伝説」の締め切りは明日。今竹はまだ原稿を書いておらず、山田が別の作品も間に合わないと困り果てる。すると、笹井は過去に書いた作品を偶然持っていると山田に差し出す。それは長編のプロローグで、山田はこれからも文芸時代で続きを書いてほしいと笹井に頼む。笹井は忙しいが、今竹のためにも引き受けると約束。コナンは勝ち誇った表情の笹井を見て、笹井が犯人と確信し、アリバイトリックの謎を見破ろうとするが…。