事件ファイル

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2017年2月11日(土)放送

第849話 「婚姻届のパスワード(前編)」

 警視庁交通部の宮本由美は佐藤刑事と食事をして店を出る。帰り道、由美の元カレの羽田秀吉の話題になる。数年前に由美に封筒を渡し、7つ揃うまで開けないで欲しいと伝えた羽田。結局、羽田は7つを揃えたが、2人は休みが合わずに連絡を取らなくなったのだ。由美は封筒の中身を見ておらず、佐藤は婚姻届だったかもしれないと推測。その時、街頭の大型ビジョンに将棋の王将戦のニュースが流れ、由美は羽田が棋士だった事を初めて知る。羽田が7つ揃えたのは将棋の7大タイトルだったのだ。

 佐藤は封筒について訊ね、由美は封筒をしおり代わりに使い、封筒を挟んだ雑誌を今朝ゴミ捨て場に出してしまったと答える。由美と佐藤はゴミ捨て場に封筒を探しに行くが、すでに雑誌はなくなっていた。そこにコナンと元太、光彦、歩美がやってくる。事情を知ったコナンはごみ収集日のプレートを見て、今日が資源ゴミの日じゃない事に気付く。コナンは雑誌の束をマンション管理人が由美の部屋の前に戻しているかもしれないと推理する。コナンの推理通り、雑誌の束は由美の部屋の前に置かれていたが、封筒を挟んだ雑誌はなくなっていた。封筒の表には羽田秀吉と名前が書かれていたという。

 コナン、由美たちは管理人に話を聞く事にする。将棋好きで、羽田の大ファンという管理人の八塚虎六は由美が羽田を骨抜きにすると考え、2人の交際を快く思っていなかった。元々、八塚はスリの常習犯。刑期を終えた八塚に管理人の仕事を紹介したのは由美だった。由美が封筒の事を訊ねると、八塚はスマホで撮影した婚姻届の写真を見せる。由美は婚姻届けを返して欲しいと頼むが、八塚はどこに置いたか忘れたととぼける。八塚は婚姻届の夫の職業欄に「棋士、七冠王」と書かれていたと明かす。現在、羽田と勝又前名人が対戦している王将戦は3勝3敗。雌雄を決する7戦目は勝又が優勢で2日目を迎えていた。羽田が敗れてタイトルを落とせば七冠王と書かれた婚姻届は無効になる恐れもあった。

 八塚によれば、羽田は婚姻届を渡した大切な人から返事がなく、将棋どころではないと雑誌のインタビューで漏らしていたという。由美が羽田に会えるチャンスは羽田が対局場を離れる昼食休憩の時。八塚は1時間後の昼食休憩の時に由美が婚姻届を持って会いに行けば、羽田は元気が出て、どんな相手にも勝てると断言。八塚は羽田に添い遂げる覚悟があれば封筒を見つける事ができると由美に告げる。八塚は封筒の在処を知っているのだ。コナンは八塚のノートパソコンに8ケタの数字のパスワードを入力しろと書かれている事に気付く。コナンは部屋のどこかに8ケタの数字が隠されていると推理し、皆で手分けして見つける事に。そして、元太はゴミ箱の中から暗号が書かれた紙を発見。この暗号を解けば8ケタの数字がわかるはずだが、その暗号はコナンも解読できないほど難解だった…。