事件ファイル

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2016年9月10日(土)放送

第831話 「ゾンビが囲む別荘(中編)」

 コナンと平次たちはゾンビ映画のロケ地の貸し別荘で絶命したプロデューサーの原脇崇を発見。スマホには原脇が青酸カリを飲む動画が残っていた。原脇と一緒に映画続編の予告を撮るために来た映画監督の内東徹人、女優の河端理亜、カメラマンの江尻恭子、照明の倍賞織江、音響の二宮雅八たちは8年前に徹人の弟、内東承治がこの別荘で餓死した事を告白。絶命して半日後に発見された承治。遺体の両手の指には何かを引っかいた跡があったが、部屋のどこにも引っかいた跡が残っていなかったという。

 車を運転できるのは亡くなった原脇のみ。携帯の電波も圏外のため、コナンたちは警察を呼ぶ事ができない。コナンは8年前の映画について訊ね、恭子は完成せず、映像データもどこかに消えたと教える。恭子は映像データを見れば、原脇の自殺の謎もわかるかもしれないと意味深な事を言う。夜、腹痛で寝込む小五郎は別荘の周りにゾンビがいると蘭と和葉に伝える。だが、蘭と和葉は熱にうなされているだけと相手にしない。この後、蘭と和葉は警察に連絡するため、山を3時間歩いて下りた所にあるコンビニへ行こうと考える。その時、多数のゾンビが蘭たちに襲い掛かってくる。

 コナンと平次はゾンビたちと戦うが…。ゾンビたちはエキストラのオーディション参加者だった。このオーディションを企画したのは原脇。映画ファンの参加者たちは自分でゾンビメイクをしてオーディション開始時間まで待機していたという。数日前にカップルが車で轢いたゾンビはオーディション参加者の1人だった。原脇はサプライズのため、皆にオーディションの事は黙っていたのだ。コナンと平次はこのサプライズを用意した原脇が自殺するはずがないと確信する。

 この後、蘭と和葉が部屋で首から血を流して絶命した恭子を発見する。遺体近くのイスには原脇の時と同様、録画中のスマホが置かれていた。動画にはゾンビのような原脇に首を噛まれて倒れる恭子が映っていた。平次は絶命した人間が生き返る訳がないと原脇の遺体を確認に行く。だが、部屋からは原脇の遺体が消えていた。部屋にあるのは遺体に被せていたシーツ、恭子が着ていたトップス、血の付いたカッターナイフ。平次は恭子の首の傷から、噛み切られたのではなく、このナイフで殺害されたと睨む。

 コナンと平次は別荘の外にいたオーディション参加者たちから話を聞くが、部屋から遺体を運んだ人、窓から何かを落とした人はいなかったという。コナンと平次は誰かが部屋のどこかに遺体を隠したと考え、皆と一緒に部屋を調べる事に。だが、洋服ダンスの裏、ベッドの下にも隠し扉のようなものはなかった。織江は8年前の承治と同じようにゾンビになって部屋から抜け出したと怯える。この部屋は8年前に承治が消えた後、遺体となって発見された部屋だった。