事件ファイル

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2016年2月13日(土)放送

第808話 「かまいたちの宿(前編)」

 コナンは蘭、小五郎、平次、和葉と長野の山奥にある立居旅館を訪れる。平次は名物の葛湯を飲んだ後、写真を小五郎に見せる。それは鎌を背負った人物が露天風呂の湯の上を走っている写真だった。平次は人を切りつける妖怪の鎌イタチに似ていると指摘。コナンと平次は鎌イタチの正体を調べに来たのだ。その時、この写真を雑誌「月刊IZUNA」に掲載したライターの中間台悟、ライバル誌ライターの小柳緑が現れる。中間の目的は鎌イタチの撮影で、小柳は中間の記事のヤラセを暴くために来たという。
 そこに現れた旅館の女将の息子、大野康平は温泉の上を走る鎌イタチを見たと証言。康平は鎌イタチを追いかけたが、不思議な魔法にかかって動けなくなったという。この後、中間は女将の大野高美に親しげに声をかける。2人は中学の同級生だった。高美の夫が亡くなった後、経営は赤字だったが、この怪異騒ぎで一時的に経営は回復。だが、高美の義父、大野盆蔵は鎌イタチの件を不愉快に思っていた。
 高美は蔵に名のある刀匠が作った大きな鎌がある事を明かし、コナンは鎌イタチが担いでいた鎌かもしれないと考える。そして、コナンは皆と一緒に蔵にある鎌を調べる事に。コナンたちが蔵に入って鎌を見つけたと同時にパチンと電球が割れて暗闇になる。その直後、空気を切り裂く音が聞こえ、平次は右腕、小五郎は手の甲、小柳は頬を切られる。皆の脳裏に鎌イタチの事がよぎる。
 和葉は鎌イタチに襲われたと警察に連絡。旅館は県境にあり、管轄の群馬県警、山村警部が捜査を開始する。山村は皆から話を聞き、鎌を持っていた中間を怪しいと疑う。高美は数日前に蔵に泥棒が入ったと明かすが、盗られて困る物はなかったという。この後、蘭と和葉は誕生日会の飾り付けをする康平を手伝う。コナンと平次は蔵にいた誰かが割れた電球とは別の電球の破片を暗闇で振り回した後、その破片を割れた電球に混ぜたと推理する。この後、山村は鎌から血液反応が出なかった事を皆に報告。電球に血は付着しておらず、別の電球の欠片もないと判明。凶器は鎌でも電球の欠片でもなかった。
 この後、パリン、パンパンパンという音と共に蘭と和葉の悲鳴が聞こえてきて、コナン、平次は急いで助けに向かう。蘭と和葉は急に蛍光灯が割れ、飾りつけの風船も次々に割れたと証言する。すると今度は離れから盆蔵の悲鳴が聞こえてくる。コナンたちは離れへの近道の露天風呂を通ろうとするが、浴槽に湯が張ってあって通れない。本館と離れを繋ぐ廊下は改装中で、コナンたちは雪が降る外に出て、裏口から離れへ向かう。離れへ続く道に足跡はなく、コナンは誰もこの道を通っていないと判断する。離れに到着後、コナンは暗い廊下をライトで照らし、障子が切り裂かれている事に気付く。コナンたちは嫌な予感がして、障子を開けると、部屋の奥では胸に鎌が刺さった盆蔵が絶命していた。