事件ファイル

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2016年1月9日(土)放送

第804話 「コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー(前編)」

 コナンは公園で遊んでいる時に暴走する高級車に気付く。車からはブレーキオイルが漏れていた。ブレーキが効かない車が踏切に迫った時、コナンはスケボーに乗って右手前方から飛び出し、運転手の細尾拓也は反射的にハンドルを左に切る。車は古紙再生工場の古新聞、古雑誌の中に突っ込んで止まる。車のブレーキホースには穴が開けられていた。駆けつけた千葉刑事は殺人未遂事件と判断し、小五郎、蘭、園子も現場にやってくる。園子と細尾は歌舞伎の打ち上げで何度か会った事がある知り合いだった。
 この後、コナンたちは細尾の筆頭秘書の高橋均が運転する車に乗って東京・銀座にある歌舞伎座を訪ねる。そしてコナンたちは頭取の薮崎由幸に案内されて舞台へ。そこでは歌舞伎役者の市川海老蔵が歌舞伎十八番の「七つ面」の稽古をしていた。細尾は約束していたジュラルミンケースを海老蔵に手渡し、後見の秋山健、美術の柴田公太、長唄の長堀宗吉、劇作家の岩見進之介、カメラマンの金子英司も集まってくる。ケースには鎌倉時代に作られたニ表の面が入っていた。この面に億のお金を支払い、海外のコレクターから買い戻した細尾。海老蔵は来月上演する「七つ面」でこの面を使わせてもらうという。
 海老蔵は小五郎に気付き、大ファンだと伝える。海老蔵は大のミステリー好きで、怪盗キッドに勝った時の新聞記事を読んでコナンの事も知っていた。薮崎は預かったジュラルミンケースを稽古場のビルにあるロッカーに入れて鍵を閉める。この後、岩見が体調を崩して病院に搬送される。「七つ面」を新作歌舞伎に作り直すのは大変なプレッシャーなのだ。目暮警部はブレーキホースに穴を開けた犯人を探すため、帰宅した細尾から話を聞き、ガレージに設置された監視カメラの映像も確認する事に。
 翌朝、薮崎はこじ開けられた自分のロッカーを見て愕然となる。ニ表の面は何者かに盗まれていた。その頃、新聞配達員は銀座の裏通りに停められていた車の中で絶命した高橋を発見する。助手席には空のジュラルミンケースが置かれていた。連絡を受けた小五郎、コナンは現場に駆けつける。車にはアクセルを踏むと、運転席の高橋の首に巻いた紐が締まる仕掛けが施されていて、目暮は自殺の可能性が高いと考える。この後、コナンが稽古場のロッカールームに行くと、白鳥刑事が捜査をしていた。
 コナンは警備員の箕輪から話を聞いた後、薮崎のロッカーを調べる。すると、そこに海老蔵がやってくる。ビルの入口を閉めるのは23時30分。コナンは犯人が23時30分以降に箕輪がいない事を確認して通用口から侵入したと推理する。犯人は通用口から出入りできる事を知っている人物だった。コナンは犯人が小型バールでロッカーをこじ開けてニ表の面を奪ったと推理する。コナンは犯人が稽古場に入った方法だけわからずにいた。海老蔵は稽古場の鍵を管理しているのは薮崎だと教える。今朝、稽古場を鍵で開けたのは薮崎自身で、コナンはスペアキーがあると推理。海老蔵はコナンの推理に感心し、一緒にニ表の面を奪った犯人を捜し出そうと持ちかけ、2人はしっかりと握手を交わす。
 コナンと海老蔵は警備室にいる箕輪にスペアキーについて訊ねる。稽古場のスペアキーはキーボックスに保管されていた。この時、海老蔵は警備室の机の上にあるメモ用紙に目を留める。それは岩見のメモ用紙だった。岩見はこのビルから歩いて10分の病院に入院していて、コナンと海老蔵は岩見がこのビルに来たかもしれないと考える。小五郎は細尾の会社に呼ばれ、ボディーガードをしてほしいを依頼される。細尾は高橋が殺害されたと考えていて、自分の身も危険だと感じていた。小五郎たちが話していると、そこに経理の潮路ゆかりがやってくる。小五郎は美しいゆかりに一目惚れする。
 コナンと海老蔵が病院に入院する岩見を訪ねると騒ぎが起きていた。窓から飛び降りようとする岩見を看護師が必死に止めていたのだ。コナンは仲間を疑うのは辛いと考え、ここからは1人で捜査すると海老蔵に伝える。海老蔵は自分の心を読まれて驚きが隠せない。海老蔵と別れた後、コナンは看護師から話を聞き、岩見が昨日の夜中3時頃にも飛び降りようとした事がわかる。この後、コナンはロビーで金子に声をかけられる。金子は事件の事を嗅ぎまわっていて、撮影した写真をコナンに見せる。それは車の中で絶命した高橋を望遠レンズで撮影した写真だった。
 コナンが稽古場に戻ると、目暮たちが捜査を続けていた。目暮は金子に電話が繋がらないとぼやいていた。金子には悪い噂があるという。コナンは薮崎から金子の携帯の番号を聞いて電話をかける。警察の電話には出ない金子だったが、コナンからの電話には出る。コナンはいろいろ聞きたい事があると金子に伝えると、金子は快諾して自分がいる場所を教える。コナンは教えられた通り、銀座のビルとビルの間にある狭路を進んでいく。その時、コナンは突然、何者かに頭に布を被せられて…。