事件ファイル

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2015年9月12日(土)放送

第791話 「高木刑事、手錠で逃走」

 小五郎、コナン、蘭がファミレスで食事をしていると、ウエイターの染谷竜太と同僚の梨元靖男が激しい揉み合いになる。近くのテーブルに座る小中千絵は何かに怯えたようにうつむいていた。その直後、染谷は梨元を殴り飛ばし、梨元は110番通報してくれと客たちに頼む。染谷は一瞬妙な手の動きをした後に店を飛び出していく。3日後、高木刑事は両手錠に腰縄の染谷をパトカーに乗せて警視庁まで連行する。山あいの道を走行中、染谷は車内で暴れ、運転する岸田悟巡査はハンドル操作を誤って、パトカーは山側に激突して大破。高木と岸田は衝撃で動けないが、染谷は頭を抱えてショックを和らげていた。
 染谷は高木の上着から手錠の鍵を奪って、まずは左手を自由にする。続いて染谷は右手を自由にしようとするが、高木は鍵を叩き落とし、外れた手錠を自分の左手にかける。2人は手錠で繋がった状態になる。染谷は岸田から拳銃を奪って岸田に拳銃を突きつけ、鍵を拾えと高木に命じる。高木が仕方なく鍵を拾うと、岸田がその鍵を奪って斜面に投げ捨てる。拳銃を奪おうとする高木、岸田と染谷は揉み合いになり、高木と染谷は斜面から谷川へと転落する。この後、ずぶ濡れの高木は河原で目を覚ます。傍らでは染谷が手錠の鎖に石を叩きつけていた。だが、手錠は壊れずに染谷は逃げる事を諦める。すると、高木は何か目的があって逃げようとしたのなら簡単に諦めるなと刑事という立場を忘れて説教をする。
 高木が熱くなるのは理由があった。高木が大好きな映画「手錠のままの脱走」と今の状況が似ているのだ。その映画は手錠で繋がれた男と男が反発し合いながらも次第に心を通わせ、立場を越えた友情が芽生えるという内容だった。高木は隠している事があれば俺に話せと染谷に熱く訴えかける。コナンと小五郎、蘭は高木と染谷の事をニュースで知り、梨元に会って話を訊く事に。コナンが千絵について訊ねると、梨元は千絵が染谷にストーカーされていた事を打ち明ける。梨元はストーカーを止めようとして染谷に殴られたという。梨元は千絵が怖がっていたため、警察にストーカーの件を話していなかった。
 話を聞いたコナンと小五郎は染谷が千絵の自宅に行く可能性が高いと考えて千絵の自宅を訪ねる。小五郎は染谷から守りたいと話すが、千絵は話をろくに聞いてくれない。コナンは千絵の態度に何か引っかかる。その頃、高木と染谷はケンカになっていた。2人はもつれ合って転がり、断崖の淵で高木だけ放り出される。染谷は高木が崖から落ちないようにふんばっていると、高木は隠し持った手錠の鍵を染谷に渡す。高木は2人が落ちるより、染谷だけでも助かる道を選んだのだ。だが、染谷は鍵を使わず、手錠を引っ張って高木を助ける。2人は映画と同じように心を通わせ始めていた。この後、コナンは窓越しに携帯電話で話をしている千絵を見て何かに気付き、それを足がかりに事件の真相に辿り着くが…。