事件ファイル

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2015年5月16日(土)放送

第778話 「天使が消えた蜃気楼」

 小五郎は失踪した画家の青木悟を探して欲しいと妻の青木碧から依頼される。絵を描くために行き先を告げずに出掛けるが、絵の進行状況は必ず報告していた青木。だが、一昨日から連絡が途絶えたという。小五郎は最後に届いた画像を確認。それは仄暗い海、浜辺に青白く輝く波が打ち寄せている幻想的な絵だった。コナンは絵を見て、青木が富山の魚津にいると推理する。絵に描かれた青白く輝く波はホタルイカの身投げという自然現象。最近、この現象が見られたのが富山湾だったのだ。
 小五郎、コナン、蘭、碧は魚津に訪れ、波打ち際に打ち上げられた青木の水死体を発見する。駆けつけた酒井警部と澤田刑事によれば、溺死した青木の死亡推定時刻は昨夜8時から11時の間。遺体の懐からはウイスキー瓶が見つかる。青木は足が悪かったらしく、小五郎は酔って足を滑らせて海に落ちたと推理する。コナンは青木の右頬に殴られたような傷がある事に気付く。
 次に小五郎たちは民宿を訪ね、青木が2週間前から泊まっていた部屋を調べる。コナンは送られた画像と同じ絵を見て、何か描き加えられている事に気付く。その絵には水平線近くの白いキノコのような家とそこから空へ上がっていく神秘的な女性(金髪ボブに白い服)が描かれていた。青木は自分の目で見たものしか描かない画家で、小五郎は青木が酔って幻覚を見たと考える。
 必ず景色をカメラに収めてから絵を描いていた青木。コナンは青木のデジタルカメラを調べ、ホタルイカの身投げがあった10日前の夜の画像が一切ない事に気付く。何者かが消した可能性が高く、酒井はただの事故ではないと判断する。民宿の主人の林太郎は昨夜12時頃に帽子を被り、マスクで顔を隠した男が青木の部屋に向かったと証言。林は男を青木と思ったようだが、その時はすでに死亡していた時間。小五郎は犯人が画像を消しに来たと推理する。林の証言から犯人は青木の部屋の場所を知っている人物と判断。青木の部屋を訪ねた3人が容疑者として浮上する。
 フリーターの赤城洋介は一昨日に青木と民宿で会ったと証言。失踪した恋人を探す赤城はビラを青木に渡したという。旅行者の白川和志は一昨日の夕方、浜辺を散歩中に青木と会ったと証言。白川は自殺しそうな青木に声をかけ、その夜は青木の部屋で飲み明かしたという。青木の旅行カバンには睡眠薬が2瓶だけ入っていて、小五郎は自殺の可能性も考える。漁師の石黒忠次は昨日の朝、民宿に魚を届けに行って青木と会ったと証言。石黒は命懸けで獲った魚に青木が手をつけず、部屋まで怒鳴り込みに行ったという。3人とも事件当夜のアリバイはなかった。この後、蘭は海岸沿いの道にたくさんの観光客がいる事に気付く。コナンは魚津が蜃気楼でも有名な事を思い出して事件の真相に辿り着く…。