事件ファイル

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2015年4月18日(土)放送

第774話 「消えたムンクの叫び」

 成田空港でコナンと蘭、次郎吉が見守る中、運送会社社長の島村慶次と運搬員は荷物の梱包を解く。出てきたのはムンクの名画「絶望」と「不安」だった。鈴木美術館でムンク展が開催されるのだ。鈴木美術館の学芸員、沼尻寛は梱包前に撮影した名画2枚のポラロイド写真を確認し、運送中に傷つかなかったかを調べる。無事を確認後、島村と運搬員が「絶望」、別の運搬員2人が「不安」を梱包。沼尻は羽田空港に届くムンクの名画「叫び」を確認しに行く。この後、「絶望」「不安」を載せたトラックは鈴木美術館へ向けて出発。コナン、蘭、次郎吉が乗ったリムジンはそのトラックの後方を走る。
 その時、沼尻から次郎吉に連絡が入る。すでに「叫び」は確認を終え、車で鈴木美術館へ運送しているという。しばらく後、沼尻は再び電話をかけてきて、前を走っていた「叫び」を載せた車が突然ルートを外れて消えたと次郎吉に報告する。美術館の館長はすぐに運送会社に連絡して状況を確認。だが、車は予定通りのルートを走っていて、先ほど、少し遅れてチェックポイントを出たという。チェックポイントは一度車を止めて梱包が崩れていないかを確認する場所だった。この後、次郎吉たちは美術館に到着。すでに沼尻は美術館に着いていたが、「叫び」を運搬する車はまだ現れないという。
 この間に沼尻は無事に運ばれた「絶望」「不安」を確認。コナンは2枚の梱包の仕方が違う事に気付き、運搬員の加藤宗徳は多分、梱包した人が違うからと教える。加藤はチェックポイントから交代で「絶望」「不安」を運んできたという。館長は本当に「叫び」が盗まれたのなら国際問題になりかねない大事件と心配する。蘭は園子に促され、新一に電話して相談する事に。警備室で次郎吉たちが警察に連絡するか話し合っていると、そこに加藤から事情を聞いた島村がやってくる。その直後、美術館に「叫び」を載せた車が予定より30分以上遅れて到着。「叫び」は贋作にすり替えられる事もなく無事だった。
 沼尻がルートを外れた理由を訊ねると、運搬員の峰岸武雄はナビ通りに走り、ルートを外れた感覚はないと答える。コナンは「叫び」を運搬した車のカーナビを調べる。ルートは消去されていたため、コナンは実際に走った順路の履歴を確認し、順路の一部が途切れている事に気付く。それは電波が悪い地域を走ると、人工衛星から電波を受信できなり、ルートに表示されなくなる“衛星のロスト”という現象だった。コナンはチェックポイントと衛星のロストの位置を確認後、チェックポイントで撮影された「絶望」「不安」「叫び」の梱包写真を見て何かに気付く。チェックポイントでは梱包を解く事はなく、梱包は各空港でされた時のままだという。この後、コナンは新一の携帯に蘭から着信があった事に気付き、新一として蘭に連絡する。新一は電話越しに名画を運搬中に起きた事件の謎を解明する…。