事件ファイル

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2015年2月28日(土)放送

第769話 「面倒な救急患者」

 下校中のコナン、歩美、元太、光彦、哀の前に警官に追われる男Aが現れる。後頭部から出血している男は歩美を抱き上げて盾にすると、懐からナイフを取り出す。上着の肩あたりには少量の何かが付着し、袖口のボタンは千切れてなくなっていた。男は朦朧としながら歩美に何かを囁いた後、意識を失って昏倒してしまう。男は病院に搬送され、救急救命医の城戸達彦、看護師の森田夏美たちの治療を受けるが意識不明の重体。男はかなり危険な状態だった。
 この後、目暮警部らが病院に駆けつける。男の所持品はナイフと財布のみで、身元を示すものは何もなかった。男は警官に職質されると突然逃げ出したらしく、声をかけた時、すでに男はケガをしてフラフラしていたという。歩美はナイフを突きつけられたのに男を心配。歩美は男がそんなに悪い人に思えなかったという。小五郎が駆けつけた後、皆で男の財布を調べると、中には雑誌の切り抜きが入っていた。それは今マスコミを騒がせている政財界スキャンダルの記事だった。千葉たちは男がこの事件絡みで生命を狙われている可能性もあると判断。目暮は捜査二課と連携し、地検にも協力を仰ぐ事に。
 コナンは男が倒れる直前に何を囁いたかを歩美に訊ね、歩美は「ごめんよ。パパが不甲斐ないばかりに」と言っていたと答える。男は意識が朦朧となり、自分の子供と歩美を間違えたのだ。歩美は男を助けてあげたいと訴え、コナンたち少年探偵団も男の事件を調べる事に。コナンたちは男が職質を受けた場所の周辺で目撃者を探し、駄菓子屋店主の木島いねがよろめくようにタクシーを降りる姿を見たと証言。その後、いねも知る若者が男を突き飛ばしてタクシーに乗り込んだという。コナンは男を突き飛ばしたフリーターの石井篤史からも話を聞く。コナンが突き飛ばした理由を聞くと、石井は次に遅刻したらバイトをクビになるため、急いでいて突き飛ばしたと証言する。
 だが、男は突き飛ばされる前から具合が悪そうだったらしく、コナンたちは男が乗ったタクシーの運転手、笹野秀人から話を聞く事に。笹野も男がタクシーに乗る前から具合が悪そうだったと証言。男は目的地を言わず、前の車を追ってくれと頼んできたが、笹野が車を確認できないと、降車してしまったという。この後、コナンたちは笹野に男を乗車させた隣町まで案内してもらう。そこは隣町だが、実は地理的にはコナンたちも知っている場所と背中合わせだった…。コナンたちは背中合わせの場所の駐車場を調べる事に。塗りたてのペンキは男の上着に付着していたもので、上着の袖口の取れたボタンも見つかる。コナンはこの状況を見て、男が轢かれてケガしたのはここに間違いないと判断。そしてコナンは光彦と元太の何気ない会話からヒントを得て、事件の真相に辿り着く…。