事件ファイル

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2014年5月10日(土)放送

第738話 「小五郎はBARにいる(前編)」

 バーテンダーの福井柚嬉(ふくいゆずき)から仕事の依頼をされ、バー「ブルーパロット」にやってきた小五郎。コナンは蘭に頼まれ、バーに小五郎の様子を見にいく。柚嬉は仕事中にポンという変な音を2、3度聞いたらしく、その謎を解いて欲しいと依頼する。その音と共にかすかに柚子のような香りもしたという。柚嬉は音がした時、ワインやシャンパンを飲んでいる人はいなかったと伝える。
 音がした時にいた客はこの日も来店していた。その客はテーブル席にいる部長の薄田周史(うすだちかふみ)と部下の岸浦実夏(きしうらみか)、初村健策(はつむらけんさく)、小暮紋平(こぐれもんぺい)の4人。薄田たちはアナログカメラで記念撮影をしていた。デジタル嫌いの薄田はデジタルが得意だったが、引きこもりになって自殺した元部下、吉桑の事を小バカにする。吉桑は実夏の元恋人だった。
 初村は買ってきてと頼まれていたビリヤードのキューを薄田に渡す。薄田は自分への誕生日プレゼントとしてキューを半ば強引にもらってしまう。薄田は同じように実夏からカメラのフィルムとアイドルのサイン入りポスター、小暮からケース入りの金属製ハードダーツを誕生日プレゼントとして受け取る。そして、薄田はビリヤード台が空くと新しいキューを試し打ちする。
 しばらくすると薄田はテーブルに突っ伏して寝出し、小暮、初村、実夏は高級な品を買わされた事を愚痴る。そして3人はシャンパンを注文してボトルの栓を抜く。シャンパンの泡は勢いよく噴き出してポスターにかかり、3人は慌てておしぼりで噴き出たシャンパンを拭く。その時、初村は薄田の首にできた赤い点に気付く。薄田は突っ伏したまま息絶えていた。死因は神経毒による窒息死で、鑑識員は毒を塗った突起物を首に刺されたと考える。
 目暮警部は誕生日プレゼントを無理矢理買わされた3人の中の誰かが薄田を恨んで殺害したと疑う。コナンは話が聞こえてきたと言って吉桑の事を聞き、実夏は恋人だったと認める。初村は大学時代の吉桑の先輩で、小暮は吉桑と同期入社だったという。3人は薄田が酔い潰れるまで一緒にビリヤードやダーツをしていたという。酔って他の客と揉めた薄田は酔いがさめるまでテーブルで休憩。しばらくは3人でビリヤードやダーツをやり、負けたら交代で薄田とテーブルで休んでいたという。
 誰もが薄田とテーブルで2人きりになる機会があり、コナンは皆に犯行のチャンスはあった判断する。この後、目暮は3人の所持品を調べ、ダーツの矢と水割りを作る時に使うアイスピックは凶器になると考える。コナンはシャンパンで濡れたポスターに注目。ポスターの濡れた部分からは柚子の香りがした。コナンは3人の所持品や柚子の香りから推理を巡らせて…。