事件ファイル

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2014年1月18日(土)放送

第726話 「幸福(しあわせ)メールは不幸を呼ぶ」

 小五郎はコナンと蘭を車に乗せ、周りに何もない寂しい道を走っていた。その時、蘭は公園で女性が倒れている事に気付く。女性の首にはロープが巻かれ、地面には「ナ」というダイイングメッセージが残されていた。この後、群馬県警の山村ミサオ警部が捜査を開始。被害者は保険外交員の広瀬ナナ(ひろせ)。死因は頸部圧迫による窒息死で、首には何重にも絞められた痕が残っていた。
 死亡推定時刻は午後10時から10時半の間で、コナンたちが発見する少し前だった。コナンはダイイングメッセージの「ナ」を見て何かが変だと感じる。さらにコナンはナナの洋服から火薬の匂いがする事、遺体の顔が濡れて化粧が落ちている事に気付く。その時、現場に取り乱した中学校教師の左門治(さもんおさむ)がやってくる。左門はナナの婚約者で、右手中指に指輪をしていた。
 コナンは左門の服に付いた火薬の匂いと指輪が引っかかる。左門は今夜アパートでナナと結婚式の相談をする約束をしていたという。左門は9時45分にナナから「少し遅くなります 公園でミギタと話していくから ナナ」というメールが届いたと証言。左門は書店店主の右田利彦(みぎたとしひこ)を犯人と疑っていた。右田はナナの元恋人で、ヨリを戻そうとして、ナナに付きまとっていたという。
 小五郎はナナが残したダイイングメッセージはカタカナの「ナ」ではなく、漢字の「右」を書く途中だったと推理。コナンたちは容疑者の右田に会いに行く事にする。移動中、左門はスマホの画像を哀切な表情で見つめる。それは生徒たちがクラッカーを鳴らして左門を祝福する画像だった。この日、生徒たちは左門の結婚を祝ってパーティーをしてくれたという。この時、蘭は左門の漢字表記に気付き、小五郎はナナが「左」と書こうとしていた可能性もあると判断し、左門も容疑者に加える。
 コナンたちは右田書店を訪ねると、右田はナナと待ち合わせしていないと無実を訴える。右田は店でずっと仕事していた姿が防犯カメラに映っているとアリバイも主張。山村たちはカメラの映像を確認するが、右田がフレームアウトしたのは一度だけ。トイレに行った1分程度だけだった。犯行現場までは車でも往復20分はかかるため、小五郎も右田の犯行は不可能と判断する。コナンは映像を見て、トイレから戻った右田の髪がわずかに乱れていた事に気付く。コナンはダイイングメッセージが示している犯人が右田、左門のどちらなのかをわかっていた…。