2013年11月16日放送

第718話 「悪魔の回路」

 静岡の山間にある別荘にやってきた小五郎、コナン、蘭は別荘の持ち主のミステリー作家、海堂千賀(かいどうちか)、夫の海堂悠一(ゆういち)、弟子の志村幸子(しむらさちこ)に迎えられる。千賀が体験談を聞きたいと小五郎を別荘に招待したのだ。小五郎は事件を解決した話題を得意げに話すが、千賀、悠一、幸子はどこか上の空だった。
 悠一と幸子が席を立つと、千賀は悠一と幸子がデキていると小五郎に打ち明ける。2人にとって千賀は邪魔ものだという。千賀と悠一が席を離れると、幸子は千賀が弱い人間だと小五郎に明かす。千賀はいつもスランプに悩み、睡眠薬がないと眠れないという。そして千賀と幸子がいない時、悠一は千賀が繊細な女性だと明かす。千賀は自殺しそうな時期もあったという。
 翌朝、別棟に宿泊したコナンたちは3人がいる母屋へ行く。コナンはカーテンの隙間から部屋を覗き、絶命した幸子を発見。外傷はなく、遺体の傍らにはグラスが転がっていた。小五郎たちは千賀たちに話を聞くため、母屋2階に行って絶命した悠一を発見。傍らには睡眠薬の空き瓶が転がっていた。さらに書斎では千賀がパソコンに突っ伏して息絶え、近くにはチョコバーの個装袋。パソコンには「皮肉な回路」「誤爆」「そして一人生き残った勝者が高笑いする」というメモが残されていた。
 書斎の敷物は一部濡れていて台には幸子の遺体近くにあったグラスとセットと思われる水差し。ゴミ箱にはビールの空き缶と未開封のチョコバーが2つ、パソコン脇には同じチョコバーが箱入りで置かれていた。この後、静岡県警の横溝警部と部下の大河原(おおがわら)刑事が捜査を開始。3人の死因は服毒死で、悠一の部屋のクロゼットから注射器が発見される。千賀は毎晩、睡眠薬5錠を飲み、チョコバーとビールが大好物。だが、医者にビールを止められ、風呂上がりは水を飲んでいたという。
 この後、別荘に担当編集者の戸田秋夫(とだあきお)がやってくる。昨晩、千賀に電話をかけたという戸田。1度目は出なかったが、2度目は繋がり、千賀は「次回作はすごい傑作になる」と意欲満々だったという。この後、司法解剖の結果が出て、悠一は午後11時半頃に毒物が塗られた睡眠薬を飲んで絶命したと判明。幸子は午前1時頃に毒物が塗られたグラスを使って絶命、千賀は午前2時頃に毒物が注入されたチョコバーを食べて絶命したという。使われた毒物は全て異なり、それを聞いたコナンは…。

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