2013年10月05日放送

第712話 「服部平次と吸血鬼館(一)」

 株ブローカーが殺害された事件を解決したコナンと平次。翌日、大阪府警の大滝警部は大阪へ帰らず、群馬、埼玉の県境の山奥に建つ洋館へ向かう。平次の父である大阪府警本部長の服部平蔵から、その洋館で行われる遺産相続の会議に出席してほしいと頼まれていたのだ。依頼主によれば被相続人とその洋館の主人の様子が異様だという。車で移動中、大滝は後部座席にいるコナンと平次に気付く。コナンたちは何かあると感じ、蘭、和葉と共に小五郎の車に乗って大滝の車を尾行していたのだ。
 コナンたちが情報を求めると、大滝は半年前に洋館近くの森で女性の遺体が発見されたと告白。女性は立てた杭に逆さの状態で縛り付けられ、死因は失血死。遺体の首筋に穴が2つあり、吸血鬼が犯人という噂が立っていた。犯人と疑われたのは洋館の主である長男、寅倉迫弥(とらくらはくや)。だが、殺害されたメイドの清水の死亡推定時刻、迫弥は自室で寝ていたとシェフが証言したという。
 コナンたちは洋館を訪れ、依頼主の執事、古賀陸重(こがりくしげ)と会う。古賀は最近、迫弥の様子がおかしいと打ち明ける。最近の迫弥の言動は吸血鬼を連想させるものだった。夕食後に遺産相続の会議は行われるという。この後、ダイニングルームに遺産相続で争う次男の麻信(あさのぶ)、麻信の妻の瑠莉(るり)、長女の守与(かみよ)、守与の恋人の羽川条平(はがわじょうへい)、三男の岸治(きしはる)、次女の実那(みな)、メイドの桧原ひかる(ひのはら)が集まってくる。
 迫弥は不治の病で余命3ヵ月、もって半年と言われていた。蘭、和葉は条平から自室で寝ている迫弥を起こしてきて欲しいと頼まれて迫弥の部屋へ。そして蘭たちは部屋にある棺桶のフタを開けて絶叫する。棺桶に黒いマントを身に着けた迫弥が血まみれで横たわっていたのだ。胸には杭が突き刺さっていた。コナンたちは蘭の悲鳴を聞いて現場に駆け付け、なかなか開かない棺桶のフタを開ける。だが、蘭たちの話と違い、棺桶の中は空っぽだった。蘭によれば迫弥はドラキュラ伯爵のようだったという。
 平次は棺桶の中の赤い付着物を調べて欲しいと大滝に頼む。平次はこの付着物が迫弥の血だと考えていた。結局、迫弥は現れずに会議は中止になり、皆が集まった時の恒例の家族写真を撮る事に。撮影を頼まれた蘭と和葉はシャッターを切った直後に絶叫。蘭たちは皆の背後の鏡に迫弥が映ったと証言する。この後、コナンと平次が半年前の事件の事をシェフに聞いていると、ドォーンという爆音が鳴り響く。外を確認すると、森の彼方で煙と炎が上がっていた…。

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