2013年09月07日放送

第708話 「ゆっくり落ちた男」

 雨の中、路線バスに乗るコナン、阿笠博士、元太、歩美、光彦、哀。そして午後2時、元太は100メートル離れた5階建てビルの屋上で掴み合う男性2人に気付く。元太は1人が相手を屋上から突き落とす瞬間も目撃。コナンたちはバスを降りて急いで現場へ向かい、その途中、空が光って大きな雷が落ちる。ビルから落ちて路上に倒れていたのは金貸しの緒方正明(おがたまさあき)。緒方は意識がなかったが命に別状はなかった。
 間もなく救急車が到着。通報した通行人の井上薫(いのうえかおる)は雷に驚いて足を止めた直後に緒方が落下してきて、すぐに119番したと証言する。現在の時刻は午後2時15分。薫が通報したのは2時10分頃で、元太が突き落とす瞬間を見たのは2時。不思議な事に緒方が屋上から地面まで落ちるのに10分もかかっていた。この後、コナンはビル屋上から3階の張り出したベランダを見て、長い墜落の理由に気付く。緒方は屋上から3階のベランダに落ち、その10分後に3階から路上に再び落とされたのだ。
 コナンは3階の部屋を確認。そこは緒方が営む緒方金融の事務所だった。部屋には争った跡があり、コナンは本田良平(ほんだりょうへい)の運転免許証を発見。哀は本田が犯人かもしれないと考える。ベランダの床には被害者を室内に引きずり込んだ跡が残っていて、コナンは柵の外側に引っかかったメガネを発見。それは本田のメガネの可能性が高かった。コナンは犯人が緒方を一旦室内に引きずり込んだ理由がわからずにいた。現場に到着した目暮警部は本田の免許証を見て困惑する。本田は目暮と面識がある人物だった。
 コナンは目暮たちと地下駐車場で緒方の車を見つける。車内には長靴とスコップが置いてあった。その頃、3階にいた千葉刑事は何者かに背後から殴られて昏倒する。この後、高木刑事の携帯に千葉から連絡が入り、千葉は犯人に捕まった事を伝える。目暮たちが3階に駆け付けると、本田は凶器を千葉に突き付け、逃走用の車を用意しろと要求。目暮は面識ある本田に声をかけるが、本田は記憶を失っていて目暮の事が誰かわからない。コナンは本田の頭部の出血と上着の汚れを見て、この不可解な事件の真実に気付いて…。

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